F1 アメリカグランプリ 2018年
ピレリが、2018年のF1世界選手権 第18戦 アメリカGP 決勝でのタイヤ戦略を振り返った。

フェラーリのキミ・ライコネンが、刺激に満ちたピレリ・アメリカグランプリを制した。トップ3が異なる戦略を展開し、フィニッシュ時の1位から3位までの差は3秒以内だった。

キミ・ライコネンがウルトラソフト-ソフトと繋ぐ1ストップ戦略を採った一方、ルイス・ハミルトンは上位勢で唯一の2ストッパーだった。

ポールポジションからスーパーソフトでスタートしたハミルトンは、バーチャルセフティカー導入周回中の11周目にソフトタイヤへ交換した。

しかし、トップ奪還を目指してハードにプッシュした結果、残り20周時点で再度ソフトへの交換を余儀なくされ、ドライバーズチャンピオンシップ獲得条件のポジションから脱落した。

18番グリッドからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ライコネンやハミルトンと異なる戦略で2位を獲得した。ソフトタイヤでスタート後、22周目にスーパーソフトへ交換し、オープニングスティントよりも長いファイナルスティントをスピードのあるタイヤで走行する戦略が功を奏した。

マリオ・イゾラ (ピレリ カーレング責任者)
「キミ・ライコネンの素晴らしい優勝を祝福します。タイヤ戦略が重要な役割を演じ、近年稀に見る接戦が展開されたグランプリでした。トップ4が異なる戦略を採りました。バーチャルセーフティカー導入周回中、ステイアウトしたライコネンに対するアプローチとしてピットストップを行ったルイス・ハミルトンの戦略もレースに動きをもたらしました。この戦略によって、ハミルトンは上位勢でただ一人の2ストッパーとなり、結果的に非常にエキサイティングなフィニッシュへと繋がりました。金曜日のドライ走行が限定的となり、各チームはタイヤの摩耗とデグラデーションの全体像を把握できていませんでsた。これが、エキサイティングで予測不可能な今日のレースの一因になったことは間違いありません。こうした困難な状況下、全3種類のコンパウンドは力強く一貫性のある性能を示していました」

Pirelli F1 US GPPirelli Formula1
ピットストップ戦略:
「キミ・ライコネンが、我々が予測した1ストップ戦略で優勝しました。我々は、スーパーソフト-ソフトと繋ぐ1ストップ戦略を最速と予測しましたが、ライコネンは、ウルトラソフトでスタート後、20周目にソフトへ交換しました」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1アメリカGP