2018年 F1スペインGP:各ドライバーのタイヤ選択
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シーズン序盤の4戦が終わり、F1はホームグラウンドであるヨーロッパに戻る。次戦スペイングランプリの舞台となるのは冬季テストの舞台となったバルセロナ近郊のカタロニア・サーキット。例年シーズン第2幕の始まりとも、実質的な開幕戦とも言われる戦いとなる。
ピレリは、スペイングランプリに昨年より1段階柔らかいミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)という3種類のコンパウンドを選択。レースではミディアムとソフトのいずれか1セットを使用されなければならない。また、スーパーソフトは予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。
序盤戦でタイヤに苦しんだ傾向にあるメルセデスは、ミディアム×3、ソフト×5、スーパーソフト×5と全チームのなかでソフトが最も多く、スーパーソフトが最も少ないコンサバティブ選択。
一方のフェラーリはスーパーソフトを7セットと上位勢のなかではアグレッシブな選択。レッドブルはスーパーソフトを6セットとし、フェラーリよりもミディアムが1セット多い選択。マクラーレンもレッドブルとまったく同じ選択をしている。
最もアグレッシブなタイヤ選択を行ったのがウィリアムズ。ソフトを1セットのみとし、セルゲイ・シロトキンはスーパーソフトを10セットと全ドライバーのなかで最多。ランス・ストロールも9セットとスーパーソフトに比重を置いている。
トロロッソ・ホンダは、ミディアム×3、ソフト×3、スーパーソフト×7と比較的保守的な選択をしている。
昨年は、メルセデスのルイス・ハミルトンがソフト-ミディアム-ソフトと繋ぐ2ストップ選択で優勝している。
第5戦スペインGPは、5月11日(金)~13日(日)に行われる。
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