ピレリ F1ベルギーGP
ピレリが、F1ベルギーGPの予選を振り返った。

スパ・フランコルシャンで行われたF1ベルギーGPの予選では、メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zero イエロー・ソフトで1分47秒197を叩き出して、6戦連続となるポールポジションを獲得し、ミハエル・シューマッハの記録に並んだ。メルセデスにとっては、今シーズン9回目のフロントロー独占となった。

ルイス・ハミルトンとチームメイトのニコ・ロズベルグのみが、ミディアムタイヤでQ1を突破したが、そのうえ、両ドライバーは、ミディアムコンパウンドによる2回目のランで、Q1最速および2位のタイムを記録した。

Q2以降、進出したドライバーたちは、現時点でミディアムタイムよりもラップあたり約1.4〜1.5秒速いソフトコンパウンドを使用した。Q2もメルセデスによるワンツーとなり、続くQ3も同様だった。

Q3では、ルイス・ハミルトンがソフトタイヤによる2回目のランでポールを獲得し、ニコ・ロズベルグが約0.5秒差で2位に続いた。しかし、スパは、これまでもポールからのスタートが必ずしも優勝に直結することがなく、明日の決勝でも予測不可能が戦いが展開される可能性が高い。

スパでは珍しく、温暖でドライな天候が終日続き、路面温度は40℃を超えた。明日もドライコンディションが予想されているが、アルデンヌ地方の局所的な気候は予想通りとならないこともあり得る。

ルイス・ハミルトンは、午前中の最終フリー走行(FP3)でもミディアムタイヤを使用して最速タイムを記録した。

ポール・ベンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「この素晴らしいサーキットでの、最後まで僅差のままだったメルセデスの両ドライバーによるポール争奪戦は圧巻的でした。ミディアムとソフト間の性能差が大きく、デグラデーションのレベルも極めて高くなることが予想されますので、2ストップが主流となるスパでの決勝では戦略の幅が広がります。数名のドライバーがペナルティやトラブルによってグリッド降格処分を受けていますので、彼らがどのような戦略を組み立て、そして、ポジションアップを狙って温存したタイヤをどのように使用するのかが興味深いところです」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1ベルギーGP