ピレリ F1イタリアGP
ピレリが、F1イタリアGP初日のフリー走行を振り返った。

ミラノのピレリ本社に程近い‘スピードの殿堂’モンツァでの金曜フリー走行で、各チームは、ハードとミディアムタイヤを使用。

レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、フリー走行2回目(FP2)の終盤、ミディアムタイヤで本日の最速タイムとなる1分24秒453を記録。このタイムは、現メルセデスのルイス・ハミルトンによる昨年のベンチマーク 1分25秒290よりも約1秒速い。

高温でドライだった今日のコンディションは、明日以降のレース週末も続くことが予想されている。ドライバーたちは、午前中のフリー走行1回目(FP1)ではハードタイヤのみを使用し、予選および決勝時のコンディションに近い午後のFP2では、ハードとともにミディアムタイヤも試した。各チームは、モンツァ用の特別な空力パッケージを導入しているため、予選シミュレーションや多様な燃料搭載量でのレースシミュレーションを行うとともに、タイヤへのセットアップの最適化に集中していた。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「シーズン中でも屈指のチャレンジングで雰囲気のあるサーキットで、今日のタイヤ性能は我々の期待通りのものでした。もっとも、レース週末は始まったばかりで、分析しなければならないデータは山のようにありますが。ここまでのところでは、デグラデーションと摩耗のレベルは想定の範囲内で、両コンパウンド間の性能差はラップあたり約1秒です。性能差に関しては、路面の改善にともなって縮まってくると思います。今晩、注意深く全てのデータを分析しますが、現時点では、おそらく1ストッパーに挑戦するドライバーも登場する中、2ストップが主流になると見ています。モンツァは、シーズン中に訪れる多くのサーキットとは一線を画する多様な特徴を持っています。主な特徴は一貫した高速性であり、これによってセットアップとそれがもたらすタイヤの使い方への影響が鍵となります。したがって、フリー走行中に行われる作業は、決勝にとって非常に重要な意味を持ちます。我々のタイヤ特性とともに、イタリアグランプリのこの要素は、戦略のための多くの機会を提供し、名高い人気あるこのサーキットがもたらす見応えをさらに増すことに他なりません。ここでも、我々は全てのファンから大きな歓迎と素晴らしいサポートをいただきました。一同、感謝の気持ちで一杯です」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / F1イタリアGP