ピエール・ガスリー F1ラスベガスGP予選3番手「マシンは最高の状態」
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ドライバーたちは全員、ストリートサーキットの滑りやすい路面と涼しい気温に再適応する必要があり、ファンが今シーズン慣れてきた予測不可能な状況がさらに増した。
ガスリーは、ラスベガスでの3回のプラクティスセッションでは強力なペースの兆しを見せたが、いずれもトップ10の下半分でフィニッシュし、従来の有力ドライバーたちを悩ませることはなかった。
しかし、予選の最終段階で目を見張るような高速ラップを記録し、ポールシッターのジョージ・ラッセルとフェラーリのカルロス・サインツに次ぐトップ3に入り、明日の50周レースで2列目からのスタートを切ることになった。
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この予想外の結果について、ガスリーは「初めてのことなので信じられない。正直なところ、予選でトップ3に入ることができるとは思ってもみなかった」と語った。
「信じられないようなラップだった。特にこのトラックでは、コース上の至る所で壁と戯れながら走るので、アドレナリンが大量に分泌され、興奮も最高潮に達する。 ラインを越えた瞬間、良いラップだったと分かったけど、ラジオから明日のグリッドが3番目だと聞いたときは、本当に驚きました。本当に嬉しい」
この結果は、ピエール・ガスリーが2017年にF1に参戦して以来、最高の予選結果であり、アルピーヌが1か月前にオースティンで導入したアップグレードをさらに活用していることを示している。
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チームメイトのエステバン・オコンが11位と低迷しているため、3番手スタートの28歳ドライバーにとって、サンパウロでの素晴らしい結果によりハースから奪ったコンストラクターズ選手権6位の座をアルピーヌに確保させる最大のチャンスとなるかもしれない。
両チームとRBの差はわずか5ポイントだが、ラスベガスの難しいトラックコンディションで印象的な速さを見せたガスリーの走りは、エンストンのチームにとって明るい兆しだ。
「Q3が始まるまで随分と待たされたので、早く始めたいと思っていた」とフランコ・コラピントのウィリアムズがダメージを受けた状態で予選が遅延した後にガスリーは語った。
「最初の走行はうまくいった」
「最後のラップは新品タイヤで走ったもので、本当にうまくいきました。マシンは最高の状態だった。ブラジルでのダブル表彰台に続いて、チームにとって信じられないような時期だと言わざるを得ない。明日もこの調子でいけることを願っている」
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