ピエール・ガスリー 「F1で成功するためにすべてを捧げて戦ってきた」 / アルファタウリ・ホンダ F1イタリアGP 決勝
アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPで自身初となる優勝を成し遂げた。アルファタウリはホームGPでの勝利となり、ホンダF1とのパートナーシップ開始から50戦目という記念のレースに花を添えました。

19周目にケビン・マグヌッセン(ハース)が、マシントラブルによってピット入口付近で停止し、セクター3でイエローフラッグが掲示されると、アルファタウリはピエール・ガスリーをピットへ入れてハードタイヤに交換。

この直後にセーフティカー導入となったが、それと同時に止まっていたマグヌッセンのマシン位置を考慮し、ピットレーンクローズの指示が出された。このため、セーフティカー導入直後には各車ピットインができず、セーフティカーの後方で隊列ができたころにようやくピットレーンがオープン。

一足早くピット作業を終えて隊列についていたピエール・ガスリーは、後からピットインしたマシンの前に出る形となり、3番手まで浮上した。

セーフティカー解除の直後に、シャルル・ルクレールが最終コーナーのパラボリカで激しいクラッシュを喫する。幸いにもドライバーは無事だったが、コース脇のバリアを修復する必要が生じたために、レースは赤旗中断となる。この間、各車はタイヤ交換が許可されており、ピエール・ガスリーは新品のミディアムタイヤに交換する。

レースは、各車がグリッドにつくスタンディングスタートで再開され、27周目からのリスタートとなった。3番グリッドのピエール・ガスリーは、好スタートでストロールの前に出て2番手を確保。さらに、首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)は、ピットレーンクローズの中でピットインしたとしてストップ&ゴーペナルティーが科されており、その消化によって後方へと下がる。

こうして、残り26周時点で首位に立ったピエール・ガスリーは、後続との差を広げながら快走を続ける。

レースが残り15周に差し掛かる頃から、2番手のカルロス・サインツ(マクラーレン)が徐々にガスリーとの差を詰めてくると、最後の数ラップではDRS圏内に入られる。しかし、ガスリーはこのプレッシャー下でもミスなくチェッカーまで走りきり、最後は約0.4秒差でサインツを抑え、見事キャリア初のF1優勝を成し遂げた。この勝利は、ホンダにとってもアルファタウリとの初優勝となる。また、ホンダPUで勝利を挙げたのは、レッドブルに続きアルファタウリが2チーム目となるが、2014年に現行のPU規則が導入されて以来、同一メーカーのPUで複数チームが優勝を果たすのは初めてとなる。

「最高だ!言葉にならず、信じられない気分だ!」とピエール・ガスリーはコメント。

「この1年半、さまざまな苦しいことがあったけど、この結果は予想を超えていた。スクーデリア・アルファタウリに戻って以来、懸命に取り組んできた。一日ずつ、そしてレースごとに僕らは成長し、少しずつですが強くなってきた」

「チームは、昨年のブラジルで僕に初表彰台をもたらしてくれたけど、今日は僕らのホームであるイタリアで、しかもモンツァで、ついに初勝利を挙げることができた。僕は決してあきらめなかったし、F1で成功するためにすべてを捧げて戦ってきた。そして、今日は最高の一日になった」

「首位を走っていたとき、このポジションを失いたくないという強い気持ちがあった。もし2位になっていたら、満足できなかったと思う。簡単ではなかったけど、持てる力をすべて出しきり、背後のマシンにスリップストリームを与えないように激しくプッシュした。最後の5周は特に厳しい戦いだったので、10回はピンチがあったと思うけど、とにかくプッシュした。タイヤは終わってしまっていたけど、なんとしても勝利をつかみたかった」

「自分がF1レースのウイナーと呼ばれるのは、まだ不思議な気分だ。現場と、ファエンツァ、ビスターのファクトリー全員に感謝を贈りたい。みんなにとって最高の一日になった。ファエンツァにある本社メンバーは、ほとんどがイタリア人なので、ここイタリアGPでの優勝は格別なものだ。皆さん、本当にありがとう」

ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダF1 2020年 F1イタリアGP 優勝

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / ホンダF1 / F1イタリアGP / アルファタウリ