ピエール・ガスリー、F1イギリスGPでチームオーダーを無視
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マックス・フェルスタッペンは、セーフティカー中に2回目のピットストップを行い、1ストップのピエール・ガスリーの後ろで合流。二人ともハードタイヤを装着し、最後まで走り切るという状態だった。
ピエール・ガスリーのエンジニアはリスタート後、マックス・フェルスタッペンとは“戦略が異なる”ことを3度伝えたが、ガスリーはそれをチームオーダーとは受け取らずに順位を譲らなかった。
チームメイトに前を抑えられる形となったマックス・フェルスタッペンは「僕はここで立ち往生している」と不満を訴えた。ピエール・ガスリーは前のセバスチャン・ベッテルから順位を取り戻そうとしており、マックス・フェルスタッペンは後ろのシャルル・ルクレールからのプレッシャーに遭っていた。
最終的に無線にはチーム代表のクリスチャン・ホーナーが登場し、ピエール・ガスリーにマックス・フェルスタッペンに順位を譲るようはっきりと指示。ガスリーはハンガーストレートで減速してフェルスタッペンを前に出した。おそらくフェルスタッペンはそこで2秒を失っている。
ピエール・ガスリーは「戦略が違っていたので、より全体像を考えろという意味だと思った」とピエール・ガスリーはコメント。
「僕たちはそこで少しタイムを失ったかもしれない。ちょっとは違ったかもしれないけど、それほど大きくはなかった。僕たちは戦略が違っていた」
ピエール・ガスリーのチームオーダー無視には前科がある。昨年のブラジルGPでチームメイトのブレンドン・ハートレーを前に出せという指示を数周にわたって無視している。
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