F1 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アブダビGPのフリー走行3回目の終了間際の接触についてロマン・グロージャン(ハース)から謝罪と説明があったと明かした。

スローダウンラップ中だったロマン・グロージャンは、アタック中だったピエール・ガスリーとターン17で接触。ガスリーは怒りのゼスチャーを見せ、無線でも苛立ちを露わにしていた。

ピエール・ガスリーは、ロマン・グロージャンがトロロッソのガレージに謝罪に来たことを明かし、当時グロージャンは自分が迫っていることを気づいていなかったと説明した。

「彼は謝罪し、僕が迫ってきていることを誰にも教えられておらず、ミラーをチェックしたときに僕のことが見えていなかったと話してくれた。その4秒後に僕はすでに彼の隣にいた」とピエール・ガスリーはコメント。

他のドライバーもタイヤを労わるために非常に低速で走行しており、ピエール・ガスリーは2台に大きなスピード差があったことが原因だったと説明した。

「その時点でクイックラップよりも1分20秒遅かったし、クルマの間には大きなスピード差があった。僕はかなり速く迫っていた。僕たちは他よりも2秒くらい速く移動していたし、2秒後にすでに真後ろにいることがわかるときもある」とピエール・ガスリーはコメント。

「ロマンは謝罪に来てくれたし、エンジニアが知らせてくれていなかったと言っていた。彼がチェックしたときには僕が来ているのが見えていなかった。最終的に彼は僕をブロックすることになった。その時は熱くなって、かなり苛立っていた」

このインシデントはセッション後に審議対象となったが、どちらのドライバーにもペナルティは科せられなかった。

「10号車のドライバー(ガスリー)は、8号車のドライバー(グロージャン)が自分のことを見えているとは考えていなかったと認めており、接近時のスピード差は120kmpを超えていた」

「8号車のドライバーは無線でチームから警告を受けておらず、10号車が急速に接近しているのが見えていなかったと述べた。彼は10号車が接近しているのがわかっていたら、完全にコースから離れていただろうと述べている」

「代わりに彼はコーナーを曲がり、レーシングラインからは外れてはいたものの、プッシュラップをしていた10号車と接触した。非常に高いスピード差にとって避けることはできなかった」

ロマン・グロージャンは、F1アブダビGPの週末を迎えた時点でペナルティポイントが8点に達しており、あと4点を科せられると1レースの出場停止処分が科せられる。

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / ロマン・グロージャン / F1アブダビGP