F1 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1オーストリアGPの決勝レースで、終盤タイヤに苦しめられ8番手から後退し、11位でレースを終えた。

予選12番手のピエール・ガスリーは6列目からのスタート。タイヤはスーパーソフトを選択。だが、1周目にガスリーはストフェル・バンドーン(マクラーレン)と接触し、ポジションを14番手に落とす。

10周を過ぎ、トラブルでストップする上位車が出て、ガスリーは12番手となる。16周目、ストップしたマシンの回収のためにバーチャルセーフティカーが導入され、このタイミングで多くがタイヤ交換を行った。ガスリーもピットインし、ソフトタイヤに交換して15番手でコースに戻り、その後上位車のピットインやオーバーテイクなどで25周目には13番手となる。27周目に、ハートレーとポジションを入れ替え、ガスリーは12番手でレースは後半戦に入る。

後半になると、タイヤの摩耗により2回目のピットインを行うマシンやストップするマシンが出始め、46周目にガスリーは10番手となり入賞圏内に入り、54周目には9番手に浮上する。

9番手を走行していたピエール・ガスリーだったが、スタート直後のバンドーンとの接触の影響もあり、レース終盤、タイヤの状態が厳しくペースが上げられない。残り10周を切って後続の追い上げが激しく迫り、上位車のストップで8番手まで上げたポジションを守りきることはできなかった。64周目、65周目に3台にパスされ11番手に後退し、レースをフィニッシュした。

「僕にとってこれまでで一番難しいレースだったように思う」とピエール・ガスリーはコメント。

「1周目のターン3でストフェル(バンドーン/マクラーレン)と接触したことでフロアに大きなダメージを負い、どのコーナーでもマシンがスライドしていた。ポイント獲得に向けて全力を尽くしたが、ドライブはかなり困難で、終盤にはタイヤのグリップがなくなってしまった」

「今週末は空力パッケージのアップデートを投入したが、フロアの損傷によってダウンフォースを失ったので、その効果をきちんとは見極められなかった。今日は、残り数周まで8番手につけており、ポイント獲得のチャンスが目前だったので残念だが、ポテンシャルは示せました」

「来週のシルバーストンに向けて切り替え、さらに前進しなければならない」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / F1オーストリアGP