ピエール・ガスリー、2026年のアルピーヌF1復活に全力「とにかく勝ちたい」

ガスリーは2026年にF1参戦10年目を迎える。アルピーヌは2025年のコンストラクターズランキングで最下位に終わったが、巻き返しを狙い、早い段階から2026年マシンの開発に完全にフォーカスする判断を下した。
アルピーヌは1月23日(金)に新車A526のカラーリングを発表し、その3日後にはバルセロナで最初のプレシーズン・シェイクダウンテストを行う予定だ。
現在29歳で、アルピーヌと今後3シーズンの契約を結んでいるガスリーは、F1ドライバーとしてまさにピークを迎える時期に差しかかっている。2020年のイタリアGP(モンツァ)で挙げた感動的な勝利以降、さらに勝利のトロフィーを積み上げたいという思いが強い。
アルピーヌは2026年からメルセデス製のカスタマーパワーユニットを使用する。ガスリーは、その新体制に向けて、水面下でどのような準備を進めているかについても言及した。
キャリアの大半をミッドフィールドのマシンで過ごしてきたガスリーは、A526が自身の才能を存分に発揮できるマシンになることを期待している。
「僕が気にしているのは、とにかく速いことだけだ」とガスリーは2025年終盤に語った。
「良いマシンがあれば、来年は初めて、本当に自分の才能やスキルを示せるクルマを手にできる年になると思っている。それが僕にとってのすべてだ」
「もし、もっと作業や準備が必要なら、僕はそれをやるタイプの人間だ。何一つ出し惜しみはしないし、この冬はさらにチームと一緒に取り組んで、得られるあらゆるアドバンテージを確実につかみたいと考えている」
「それがレースにとって良いものになるのか、より良くなるのかは分からない。でも、今の僕はキャリアの段階として、ただ勝ちたいだけなんだ。そのためなら、来年に向けてできることは何でもやるつもりだ」
2026年は、F1にとって全く新しいレギュレーションサイクルの始まりとなる。ドライバーたちは、より大きな電動要素を持つパワーユニットのエネルギー管理や、新たに導入されるアクティブエアロダイナミクスによって、これまでとは大きく異なるドライビング体験と、増大するメンタル負荷に直面すると語っている。

ガスリーは最近、新シーズンに向けてアルピーヌのシミュレーターで作業する様子をSNSで公開していた。また、かつて「チーム・エンストン」としてトールマンの名で活動していた時代に、アイルトン・セナがF1でドライブした初期のマシンを走らせた経験も持つ。
「まだ解決すべきことはたくさんあるし、僕たちにとって大きな変化になるのは分かっている」とガスリーは述べた。
「エネルギーの使い方や、どういうドライビングをするかという点で、マシンの中で考えることが増えるはずだ。より賢く、戦略的である必要がある」
「昨年、シルバーストンで1983年型(1984年トールマンTG183B)のセナのマシンを試す機会があったけれど、気にすることといえばステアリングとギアチェンジだけだった。Hパターンのギアボックスで、電子制御は一切なし。それはそれで、とてもピュアだった」
「でも来年に向けては、管理しなければならないことが格段に増える。エネルギー回生やバッテリー、レースの駆け引きも含めて、単に速く走って相手をブレーキングで抜くだけではなくなる。どうエネルギーを使って前に出続けるか、そういうことが重要になる」
「だから、この冬は本当に多くの準備が必要になるし、かなり大きな変化になると予想している」
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