セルジオ・ペレス 「序盤のブレーキの出火がレース全体に影響を与えた」

グリッド後方からスタートしたセルジオ・ペレスはブレーキトラブルで序盤からピットストップを強いられながらも挽回し、6位とファステストラップポイントを獲得した。
7周目を終えたセルジオ・ペレスは、ピットインしてミディアムタイヤからハードタイヤへ交換。しかし、右フロントのブレーキディスクから煙が漏れており、ブレーキがわずかに出火しているとチームから伝えられたペレスは、ダメージを受けたフロントブレーキを守るためにブレーキバイアスを後方へシフトするように指示される。
火はすぐに収まったが、セルジオ・ペレスは集団の最後尾までポジションを落とし、ここから挽回を狙うことになった。
「右フロントのブレーキディスクが過熱して出火したせいでピットインを強いられたので、僕のレースはかなり早くに損なわれてしまった」とセルジオ・ペレスはコメント。
「ハードタイヤに履き替えてからの数周はリフト&コーストを強いられてタイヤ温度が上がらず、ラップタイムをかなり失ってしまったので、ファーストスティントは悪い内容になった。これがレース全体に影響を与えたし、ブレーキにかなり気を使わなければならなかった。ブレーキが利かなくなればリタイアを強いられるので、ブレーキの管理が極めて重要だった」
「ソフトタイヤでルイス(ハミルトン)を逆転できる可能性に賭けてレース終盤にピットインしたけれど、残念ながらセーフティカーが導入されたのでそのチャンスは得られなかった。ルイスよりも有利なタイヤを履いていたので、レースがリスタートされたら良かったけれど、残念ながらそうはならなかった」
「個人的には良い週末だったとは言えず、取り組むべき課題は多い。明日はシミュレーターに戻り、良いリズムをすぐに取り戻すつもりだ」
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