パスカル・ウェーレイン
パスカル・ウェーレインは、F1オーストリアGPで10位入賞を果たし、F1初ポイントを獲得。マノーに2014年にジュール・ビアンキがモナコGPで獲得して以来となるポイントをもたらした。

12番グリッドからスタートしたパスカル・ウェーレインは、レース中盤にセーフティカーが導入された1周前に2回目のピットストップを終えており、周回遅れになっていた。

リスタート前に周回を戻すことが許されていたが、レースが再開した時点でパスカル・ウェーレインは最下位まで落ち、前のクルマから12秒も離されていた。

しかし、パスカル・ウェーレインは最終ラップまでに11番手まで見事な追い上げ、フィニッシュまであと数コーナーというところでセルジオ・ペレス(フォース・インディア)がクラッシュしたことで、10位にポジションを上げた。

「あのような状況下で成し遂げられたのは素晴らしい気分だ」とパスカル・ウェーレインはコメント。

「レース中盤にはもう僕のレースは終わったと思った。セーフティカーは本当に不運だったからね。でも、プッシュし続けて、もうストップはしたくなかったのでタイヤをケアした」

「終盤はボッタスやグティエレスと戦って、チームからはグティエレスを抑え続ける必要があると言われた。彼はフレッシュなタイヤを履いていたけど、抑えなければならなかった。ポイントを獲れるかもしれなかったからね。最後はタフなレースだった」

パスカル・ウェーレインは、ターン3のウォール前にフォース・インディアが止まっているのを見たにもかかわらず、ラインを越えた時にはまだ自分の順位に確信がなかったと述べた。

「スタート/フィニッシュラインを越えた時、スクリーンを見たら僕の名前がP10だったんだけど、ペレスに違いないと思った。それでチームに聞いた。僕は周回遅れだったし、レギュレーションがどうなっているのかはっきりしていなかったからね。P10なのかP11でフィニッシュしたのか聞いたら、彼らはP10だって言った。驚いたね」

パスカル・ウェーレインのレースは奇妙な状況で始まっていた。ピットレーンスタートを余儀なくされたフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)の不在で空いたグリッドに間違って並んでしまい、シグナルが消えてスタートする前に急いでマシンを正しいポジションに戻すという出来事があった。

ペナルティを科されられることを心配したかと質問されたパスカル・ウェーレインは「いいや、シグナルを見ていたからね」とコメント。

「バックして、正しい位置に止まって、シグナルを見た。ステアリングにはボタンがたくさんあって、エンジンモードを入れて、それからバックギアを探さなければならなかった。ステアリングを使ったDJみたいだったよ!」

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カテゴリー: F1 / パスカル・ウェーレイン / マノー / F1オーストリアGP