佐藤万璃音
佐藤万璃音が、ユーロフォーミュラ・オープン(EuroFormula Open)で第4大会スパ・フランコルシャンでダブルハットトリックを達成して完全制覇。チャンピオンシップ首位のリードを大きく拡大した。

ユーロフォーミュラ・オープンは、ダラーラ製のF3シャシーを使用したシングルシーターシリーズ。F1が開催されているシルバーストン、モンツァ、スパ・フランコルシャンといったヨーロッパの9つのサーキットを転戦し、9チーム、21名のドライバーがチャンピオンシップを争う。

佐藤万璃音(20歳)は、自動車メーカーのバックアップなしでイタリアF4、ヨーロッパF3と海外での経験を積み、今年はモトパークからユーロフォーミュラ・オープンに参戦している。

スパ・フランコルシャンで6月8~9日に開催された第4大会。8日に開催されたレース1でポールポジションからスタートした佐藤万璃音は、ウェットからドライに変化するトリッキーなコンディションで序盤からレースを支配。2位でチームメイトの角田裕毅に2.974秒差をつけて今季3勝目。ファステストラップも記録するハットトリックで最大の27ポイントを獲得した。

9日(日)に開催されたレースでも佐藤万璃音はポールポジションを獲得。決勝では3周目にレッドブルのジュニアドライバーであるリアム・ローソンと角田裕毅に抜かれるが、その両者はクラッシュ。再びトップに立った佐藤万璃音は2位に6.214秒差をつけてトップでチェッカー。レース2でもファステストラップを記録して第4大会を完全制覇した。

佐藤万璃音は「今週は皆がいい仕事をしてくれたおかげで、自信たっぷりで走れました。4連続ポールポジションと連勝はチームのおかげです。次も頑張ります」と語った。

最大54ポイントを獲得した佐藤万璃音は、獲得ポイントを158ポイントに拡大し、ランキング2位との差を54ポイント差まで拡大した。

ユーロフォーミュラ・オープンには、ホンダの育成ドライバーである角田裕毅、名取鉄平も参戦。角田裕毅は98ポイントでランキング3位、名取鉄平は34ポイントでランキング9位につけている。

次戦は7月8~7日にハンガロリンクで開催される。

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カテゴリー: F1 / F1関連