可変リアウイング
2011年からF1はダブルディフューザーとFダクトが廃止となるが、オーバーテイクを促進するために可変リアウイングが導入される予定となっている。

マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるパディ・ロウは、FOTAがドラッグを削減するためにリアウイングを調整できるシステムを提案したことを認めている。

オーバーテイクウイングとも呼ばれる可変リアウイングは、オーバーテイクを促進するためにストレートスピードをおよそ15km/増加させるとみられている。

可変リアウイングは、レースのオープニングラップでは使用することはできない。また、先行するクルマがディフェンスのためにシステムを使用することは許されないが、一旦ライバルに抜かれたあとは、ウイングを使って仕返しをすることができる。

「フラップはドライバーによって調整可能になる」とパディ・ロウは説明する。

「非常にロードラックになるので、予選でフラップを使うのが賢いと思う。予選では、使えるときはいつでもそれを使ってより良いラップタイムを刻むことができるようになる」

「レースでは、最初の2周では使うことはできないが、そのあと前のクルマの1秒以内にいれば使うことができる」

「非常に面白くなるだろう。それはショーを改善させるためのFOTAのイニシアチブであり、非常にエキサイティングだと思う」

FOTAの提案は、6月23日(水)の世界モータースポーツ評議会で承認されると見られている。

FOTAは、オーバーテイクを改善させるさらなる試みとして、2010年は使用を自主規制していたKERSを2011年から復活させることで合意している。

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カテゴリー: F1 / F1関連