ARTグランプリ
ARTグランプリの共同オーナーであるニコラス・トッドは、ARTが来シーズンのF1エントリーが受け入れられた場合、2011年の準備は膨大な仕事になるだろうと認めている。

ニコラス・トッドは、ARTが2011年のF1エントリーに申請したとの報道は正しいと認めるが、チームが選ばれるかは分からないと語る。

「ARTが申請したというニュースは事実だが、現時点ではただの申請であり、来シーズンに開始できるかは確実ではない」

「現実的に、2011年のF1世界選手権に参戦することは簡単なことではないと考えている。非常に高いコストがかかるプログラムを始めることは簡単なことではない」

「それを考慮して、明確にする必要のあることを乗り越えるまで目立つような声明はしたくなかった。それが出来なければドラマは起きない。我々はこのプロジェクトに取り組み続けているし、来年が駄目でも、将来再びトライするつもりだ」

ニコラス・トッドは、下位カテゴリーでの成功の長期的な目的としてF1を常に目指してきたが、他のプログラムを危険にさらしたくはないと語る。

「我々は野心的だし、長い間参戦してきた様々なシリーズで多くの勝利を成し遂げてきたので、それを続け、よりうまくやりたい」

「F3とGP2のあと、F1は論理的なステップだ。大きな違いはそれが巨大なステップだということであり、我々はこのチャレンジの難しさを認識している。我々がF1に進出することを発表しなかったのはそれが理由だし、口だけの男だと思われなくないので、プログラムについて確信がない状態で人目を引きたくなかった」

「我々は、非常に注意深くプロジェクトに取り組んでいるし、長年にわたって成し遂げてきたことに損害を与えたくはない。計画には相乗効果も含んでいるが、我々はGP2、GP3、そしてF3に取り組んでいるチームに損害を与えたくはない」

「F1に参戦したいが、長期的なプログラムが可能な場合だけだ。ここ数年と比較してF1が30〜35%コストを削減しているとはいえ、プライベーターにとっては大きなチャレンジであることには変わりはない」

2011年の残りのストロットルについては、スペインのエプシロン・ユースカディ、ステファンGP、元GP2チームのデュランゴも参戦の意思を表明している。

ニコラス・トッドロは、元フェラーリのチーム代表であるジャン・トッドと密接な関係にあり、彼がマネジメントするジュール・ビアンキはフェラーリのドライバー開発プログラムの一員として活動している。

しかしニコラス・トッドは、ARTのF1プロジェクトがフェラーリとパートナーシップを結ぶという可能性を否定している。

「私はフェラーリと良い関係を築いているし、ステファノ・ドメニカリに敬意を持っている。我々が選ばれ、フェラーリと働くチャンスが得られれば素晴らしいだろうが、実際に現時点ではなにもない」

「F3ではメルセデスとも組んでいるので、メルセデスと我々を関連付けることもできるし、他とも関係いている。しかし、実際にはまだ何もない」

ニコラス・トッドは、彼の父親が現在FIAの会長を務めていることが、利害関係となる可能性があったことを認める。

「この状況を悪い意味に捉えている人々がいるのはわかっている」とトッドは認める。

「まず第一に、申請を強化して決定するコミッションがあり、私の父の選ぶわけではない。我々は多くの人々の目に晒されると考えているし、実際にARTとして、我々はライバルよりもさらに堅実なプログラムを提出しなければならない。わずかな過失であっても、通常より多くの非難を受けるリスクがあるからね」

「しかし、私にとってそれは珍しい状況ではない。フェリペ(マッサ)がフェラーリに言ったとき、一部の人々は父の存在によるものだと考えた。私の仕事を父の存在と関連付けて判断する人は常にいるし、私はそれを受け入れてきた」

「それに耐えられないなら、環境を変えていただろう。しかし、自分が情熱を注いでいるものを手放したくはない。私の父はそれが仕事であり、私は繰り返すのが難しいであろう多くの成功を成し遂げた。

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カテゴリー: F1 / F1関連 / GP2