F1:アレックス・ザナルディ、会話ができるまで回復
元F1ドライバーのアレックス・ザナルディは、再び話ができるまで回復しているとイタリアメディアが報じている。

53歳のアレックス・ザナルディは、6月にイタリアで行われたハンドサイクルのレース中にトラックと衝突して頭部に外傷を負い、5回の神経学的および頭蓋顔面再建の手術を受けてきた。

頭部と顔面に重傷を負ったアレックス・ザナルディは、当初シエナのサンタマリア・アレスコッタ病院でで人工的な昏睡状態に置かれていた。その後、専門のリハビリセンターに転院したが、残念ながら、リハビリセンターで容態が悪化し、ミラノのサンラッファエーレ病院の集中治療室に転院。そこでピエトロ・モルティーニ教授が率いるチームが新たな神経外科手術を受けた後、パドヴァの自宅に近い病院に転院した。

報道によると、アレックス・ザナルディは、視力と聴覚を戻して人々を認識できるようになっただけでなく、会話をすることができるようになったと Corriere della Sera が伝えた。

「彼が話し始めたときは素晴らしい感情でした。誰もそれを信じられなかった。彼はそこにいて、家族とコミュニケーションを取った」と神経心理学者のフェデリカ・アレマンノは語った。

ジョーダン、ミナルディ、ロータス、ウィリアムズからF1で41戦に出場したアレックス・ザナルディは、1996年と1997年にCARTで2年連続でチャンピオンを獲得。だが、2001年のドイツ・ラウジッツリンクで開催されたCARTでの大事故で両脚を失った。

その後、アレックス・ザナルディはパラリンピックを代表するアスリートとなり、2012年と2016年の大会でハンドバイクで4つの金メダルを獲得している。

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