F1:アレックス・ザナルディ、握手や親指で“OKサイン”ができるまで回復
元F1ドライバーのアレックス・ザナルディは、事故による負傷から神経学的に大きな回復を示しており、医師の質問に手の動きで応答することができるようになったと伝えられている。

53歳のアレックス・ザナルディは、6月にイタリアで行われたハンドサイクルのレース中にトラックと衝突して頭部に外傷を負い、5回の神経学的および頭蓋顔面再建の手術を受けてきた。

頭部と顔面に重傷を負ったアレックス・ザナルディは、当初シエナのサンタマリア・アレスコッタ病院でで人工的な昏睡状態に置かれていた。その後、専門のリハビリセンターに転院したが、残念ながら、リハビリセンターで容態が悪化し、ミラノのサンラッファエーレ病院の集中治療室に転院。そこでピエトロ・モルティーニ教授が率いるチームが新たな神経外科手術を受けた後、パドヴァの自宅に近い病院に転院した。

Corriere della Seraの報道によると、アレックス・ザナルディは聴覚と視覚が回復し、現在は医師と握手したり、妻のダニエラに親指をあげて“OK”サインを見せられるようになったという。しかし、ザナルディは予防措置として気管を開いたままであるため、現在は話すことはできないと同紙は報じた。

アレックス・ザナルディの主治医は、時間の経過とともに治癒が進めば、脳の機能の大部分は回復するだろうと自信を見せている。

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