2018年のF1世界選手権クイズ・・・正解は1年後
ルイス・ハミルトンが4度目のタイトルを獲得した2017年が終わり、F1世界選手権は新たなシーズンに突入する。
2017年のF1世界選手権の最大のトピックはマクラーレンとホンダの決別だった。プレシーズンから様々な噂が浮上し、最終的に供給元はメルセデスからルノーへと変わったものの、決別は現実のものとなった。
夏に浮上した“ホンダがトロ・ロッソにエンジンを供給する”との噂も現実となり、2018年は「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」が誕生する。
また、F1外ではフェルナンド・アロンソのインディ500への電撃参戦が注目されるなか、佐藤琢磨が日本人として初制覇するという歴史的快挙に沸いた1年でもあった。
2018年のF1世界選手権は、まだ答えが出ていない様々な問題が残されている。
(1)ウィリアムズのシートを獲得するのは誰か?
フェリペ・マッサが引退し、唯一空席が残っているウィリアムズのシート。“17億円のロシアマネー”を持ち込むセルゲイ・シロトキンがF1デビューを果たすのか? もしくは“開幕7戦で8億円”というオファーを提示したロバート・クビサが電撃復帰を果たすのか? 答えは1月に下されるはずだ。
(2)マクラーレンは輝きを取り戻せるのか?
ホンダとのパートナーシップを解消して、ルノーのカスタマーエンジンを搭載することになったマクラーレン。シャシー性能には自信をみせていたマクラーレンが、レッドブルと同じエンジンを搭載することで表彰台、そして、優勝争いに返り咲くことができるだろうか? プレシーズンテストでマクラーレンがどのようなタイムを記録し、首脳陣がどのような発言をするのかが楽しみだ。
(3)ホンダを搭載したトロ・ロッソの競争力は?
2017年シーズン後半は定期的にQ3進出とポイントを争えるポジションまで競争力を改善させたホンダ。マクラーレンが低迷したのは本当にホンダだけの責任だったのか? 二人のルーキーを起用する中堅チームのトロ・ロッソがどのような戦いをみせるかでその答えが見えてくるだろう。レッドブルの“Bチーム”とフェラーリの“Bチーム”であるハース、ザウバーとのバトルは成り立つのか?
(4)レッドブルは2019年にどのメーカーのエンジンを搭載するのか?
ルノーは2018年末の契約終了をもってレッドブル・レーシングへのエンジン供給を終了するとされている。それは現実のものとなるのか? ルノーとレッドブルのメディアを通した攻撃合戦は? ホンダがトロ・ロッソで競争力を見せた場合、レッドブルはホンダを選択するのだろうか? 夏休み前から様々な噂が浮上することになるだろう。
(5)ダニエル・リカルドは2019年にどのチームを選ぶのか?
2018年でレッドブルとの契約が終了するダニエル・リカルドは、次の契約がワールドチャンピオン獲得という目標を達成する上で重要な決断となる。レッドブルが搭載するエンジン、そして、シーズン序盤から競争力をみせるかが重要なポイントとなるだろう。
(6)キミ・ライコネンは2019年もF1シートを確保できるのか?
しばらく勝利から遠ざかっているキミ・ライコネン。1年毎の契約更新となっているキミ・ライコネンは2019年もシートを確保できるのか? ダニエル・リカルドやシャルル・ルクレールといった候補者がすでに挙げられており、シーズン序盤の成績によっては早くから“キミ・ライコネン引退”の噂が流れるかもしれない。
(7)ルイス・ハミルトンはメルセデスとの契約を何年延長するのか?
ルイス・ハミルトンが2018年末にメルセデスとの契約を延長するのは確実かもしれないが、それが何年契約になるかが注目のポイント。メルセデスでミハエル・シューマッハのワールドチャンピオン記録を目指すのか? はたまた赤いレーシングスーツに袖を通す日が来るのか? 引退報道はなされるのか?
(8)3基のパワーユニットの制限内でシーズンを終えられるチームは?
2018年からはドライバーが年間に使用できるエンジンは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に減少する。今季はICEだけで19基を投入したホンダやホンダは信頼性を確保できるのか?
(9)F1史上初の3連戦 「物流面のチャレンジ」という言葉は何度発せられるか?
2018年はF1史上初となる3連戦がシーズン中盤にヨーロッパで行われる。6月末から7月末まで6週間で5戦という過密スケジュールに対してリバティメディアへの不満の声はどれくらい挙がるだろう?
(10)フェルナンド・アロンソのル・マン24時レース参戦は実現するのか?
1月にデイトナ24時間レースへの参戦が決定しているフェルナンド・アロンソ。トヨタからのル・マン24時間レース参戦は実現するのか? モナコGPに次ぐ“2冠”は達成できるのか?
(11)アルファロメオはザウバーに違いをもたらすか?
フェラーリとの提携を強化し、アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えるザウバーは最下位を脱却できるのか? 期待のルーキーであるシャルル・ルクレールの実力、マーカス・エリクソンの2015年のF1イタリアGP以来となるポイントを獲得することができるのか?
(12)2021年のF1エンジン案は? フェラーリはF1から撤退するのか?
既存メーカーから猛反発を受けている2021年のF1エンジン案。リバティメディアとエンジンメーカーの対立関係はどう発展していくのか? フェラーリはF1撤退の脅迫を続けるのか? アストンマーティンとのエンジンパートナー契約が噂されるレッドブルの立ち位置は? この問題もシーズンを通して再び論争になることだろう。
(13)メルセデスの支配は続くのか? 中団の勢力図はどう変わる?
2014年のV6ターボハイブリッドが導入されて以来、メルセデスが支配しているF1。今年はフェラーリが脅威をもたらしたが、後半戦は自滅。2018年はフェラーリとレッドブルがどこまでメルセデスを苦しめるのか? 2年連続で“ベスト・オブ・ザ・レスト”となったフォース・インディアを脅かすチームは? ウィリアムズ、ルノーは反撃できるのか? マクラーレンの実力は?
カテゴリー: F1 / F1関連
2017年のF1世界選手権の最大のトピックはマクラーレンとホンダの決別だった。プレシーズンから様々な噂が浮上し、最終的に供給元はメルセデスからルノーへと変わったものの、決別は現実のものとなった。
夏に浮上した“ホンダがトロ・ロッソにエンジンを供給する”との噂も現実となり、2018年は「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」が誕生する。
また、F1外ではフェルナンド・アロンソのインディ500への電撃参戦が注目されるなか、佐藤琢磨が日本人として初制覇するという歴史的快挙に沸いた1年でもあった。
2018年のF1世界選手権は、まだ答えが出ていない様々な問題が残されている。
(1)ウィリアムズのシートを獲得するのは誰か?
フェリペ・マッサが引退し、唯一空席が残っているウィリアムズのシート。“17億円のロシアマネー”を持ち込むセルゲイ・シロトキンがF1デビューを果たすのか? もしくは“開幕7戦で8億円”というオファーを提示したロバート・クビサが電撃復帰を果たすのか? 答えは1月に下されるはずだ。
(2)マクラーレンは輝きを取り戻せるのか?
ホンダとのパートナーシップを解消して、ルノーのカスタマーエンジンを搭載することになったマクラーレン。シャシー性能には自信をみせていたマクラーレンが、レッドブルと同じエンジンを搭載することで表彰台、そして、優勝争いに返り咲くことができるだろうか? プレシーズンテストでマクラーレンがどのようなタイムを記録し、首脳陣がどのような発言をするのかが楽しみだ。
(3)ホンダを搭載したトロ・ロッソの競争力は?
2017年シーズン後半は定期的にQ3進出とポイントを争えるポジションまで競争力を改善させたホンダ。マクラーレンが低迷したのは本当にホンダだけの責任だったのか? 二人のルーキーを起用する中堅チームのトロ・ロッソがどのような戦いをみせるかでその答えが見えてくるだろう。レッドブルの“Bチーム”とフェラーリの“Bチーム”であるハース、ザウバーとのバトルは成り立つのか?
(4)レッドブルは2019年にどのメーカーのエンジンを搭載するのか?
ルノーは2018年末の契約終了をもってレッドブル・レーシングへのエンジン供給を終了するとされている。それは現実のものとなるのか? ルノーとレッドブルのメディアを通した攻撃合戦は? ホンダがトロ・ロッソで競争力を見せた場合、レッドブルはホンダを選択するのだろうか? 夏休み前から様々な噂が浮上することになるだろう。
(5)ダニエル・リカルドは2019年にどのチームを選ぶのか?
2018年でレッドブルとの契約が終了するダニエル・リカルドは、次の契約がワールドチャンピオン獲得という目標を達成する上で重要な決断となる。レッドブルが搭載するエンジン、そして、シーズン序盤から競争力をみせるかが重要なポイントとなるだろう。
(6)キミ・ライコネンは2019年もF1シートを確保できるのか?
しばらく勝利から遠ざかっているキミ・ライコネン。1年毎の契約更新となっているキミ・ライコネンは2019年もシートを確保できるのか? ダニエル・リカルドやシャルル・ルクレールといった候補者がすでに挙げられており、シーズン序盤の成績によっては早くから“キミ・ライコネン引退”の噂が流れるかもしれない。
(7)ルイス・ハミルトンはメルセデスとの契約を何年延長するのか?
ルイス・ハミルトンが2018年末にメルセデスとの契約を延長するのは確実かもしれないが、それが何年契約になるかが注目のポイント。メルセデスでミハエル・シューマッハのワールドチャンピオン記録を目指すのか? はたまた赤いレーシングスーツに袖を通す日が来るのか? 引退報道はなされるのか?
(8)3基のパワーユニットの制限内でシーズンを終えられるチームは?
2018年からはドライバーが年間に使用できるエンジンは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に減少する。今季はICEだけで19基を投入したホンダやホンダは信頼性を確保できるのか?
(9)F1史上初の3連戦 「物流面のチャレンジ」という言葉は何度発せられるか?
2018年はF1史上初となる3連戦がシーズン中盤にヨーロッパで行われる。6月末から7月末まで6週間で5戦という過密スケジュールに対してリバティメディアへの不満の声はどれくらい挙がるだろう?
(10)フェルナンド・アロンソのル・マン24時レース参戦は実現するのか?
1月にデイトナ24時間レースへの参戦が決定しているフェルナンド・アロンソ。トヨタからのル・マン24時間レース参戦は実現するのか? モナコGPに次ぐ“2冠”は達成できるのか?
(11)アルファロメオはザウバーに違いをもたらすか?
フェラーリとの提携を強化し、アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えるザウバーは最下位を脱却できるのか? 期待のルーキーであるシャルル・ルクレールの実力、マーカス・エリクソンの2015年のF1イタリアGP以来となるポイントを獲得することができるのか?
(12)2021年のF1エンジン案は? フェラーリはF1から撤退するのか?
既存メーカーから猛反発を受けている2021年のF1エンジン案。リバティメディアとエンジンメーカーの対立関係はどう発展していくのか? フェラーリはF1撤退の脅迫を続けるのか? アストンマーティンとのエンジンパートナー契約が噂されるレッドブルの立ち位置は? この問題もシーズンを通して再び論争になることだろう。
(13)メルセデスの支配は続くのか? 中団の勢力図はどう変わる?
2014年のV6ターボハイブリッドが導入されて以来、メルセデスが支配しているF1。今年はフェラーリが脅威をもたらしたが、後半戦は自滅。2018年はフェラーリとレッドブルがどこまでメルセデスを苦しめるのか? 2年連続で“ベスト・オブ・ザ・レスト”となったフォース・インディアを脅かすチームは? ウィリアムズ、ルノーは反撃できるのか? マクラーレンの実力は?
カテゴリー: F1 / F1関連