F1 セーフティカールールを変更
FIAは、2009年からF1のセーフティカールールを変更することを発表した。

昨年、F1チームとドライバーは、セーフティカー導入直後にピットレーンが閉鎖される必要性をなくすために新しいソフトウェアでのテストを重ねていた。

標準ECUソフトウェアの修正テストは、昨年いくつかのレースで行われた。新しいソフトウェアは、セーフティカー導入時にドライバーがピットに戻ることができる最大スピードを知らせる。

昨年は、セフティカー導入間際に給油が必要だったマシンがペナルティ覚悟でピットレーンで給油を行い、レースを犠牲にする場面がしばしば見られた。

そのため、ルール変更には、ドライバーがピットに出来るだけ早く戻ろうとして、事故地帯を高速で通り抜ける可能性を排除する必要があった。

テストの結果は満足のいくものだったので、FIAは今年のレースでそのシステムを使用することを承認した。

FIAのレースディレクターであるチャリー・ホワイティングは、今後、セーフティカー期間中にピットレーンがオープンなままであることを明らかにした。

「2007年に導入されたルールは良くなかった。我々は2006年のレギュレーションに戻った。唯一の違いは、ピットに戻る際の時間を最小限にする機械を使用することだ」

「セーフティカーが配備されると、すべてのマシンにメッセージが表示され、マシンのECUは“セーフティカー”モードなる。マシンがメッセージを受け取ると、すぐにセーフティーカーがサーキットのどこにいるかがわかり、ドライバーがピットに戻る最少時間が計算される。ドライバーはダッシュボードに表示される情報を尊重しなければならない」

「我々がピットレーンをクローズにした理由は、ドライバーが素早くピットに戻る誘因を取り除くためだった。今後は、ダッシュボードに表示されて許可される時間より速くピットに戻ることはできなくなる」

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カテゴリー: F1 / F1関連 / FIA(国際自動車連盟)