新しいF1は視聴者に失礼
元F1チーム代表のフラビオ・ブリアトーレは、V6ターボ規約が導入された新しいF1は観客や視聴者に対して“失礼”だと非難した。

「彼ら(観客)は、ドライバーがアタックしない理由、どうして燃料をセーブしているのか、なぜチャンピオンドライバーがポジションを守ろうとさえしないのか理解していない」とフラビオ・ブリアトーレは La Gazzetta dello Sport に述べた。

フラビオ・ブリアトーレは、自動車メーカーに使用燃料の少ない“環境に優しい”エンジンを特徴とする完全に新しいレギュレーションを成功させようとするのは間違っていると述べた。

「彼らはファンやエンターテインメントを気にしていないエンジニアに規約を書くことを委任した」

「結果は酷いものだ。もちろん、規約の原理が正しいのは事実だが、F1はドライバー間の競争が重要でなければならないことを忘れるべきではない」

「彼らにゆっくる走ることを強いるのは常識とは真逆のことだ。それはクリスティアーノ・ロナウドが試合で10回しかボールに触れてはいけないという規約を導入するようなものだ」

「今、スター達はコース上で会計士のように振舞うことを強いられている」

「近い将来、F1が変わることがなければ、観客を失うだろう。ブログやTwitterといったインターネットのコメントを見れば、彼らはオーストラリアGPを好んでいなかった」

「理解できない、気のめいるようなショーだった」

「今回の新しいF1は、あまりに少ないテストであまりに早く導入された。ベッテルとハミルトンは非常に早くに戦いからいなくなった。それは受け入れがないことだ。カオスだ」

MotoGPライダーのヴァレンティーノ・ロッシも“新しい”F1に不満を抱いている。

「新しいF1規約には違ったものを期待していた。そうではなく、退屈なだけだった」とヴァレンティーノ・ロッシは Tuttosport にコメント。

「オートバイとクルマは、必要な燃料でレースをするべきだと思う。でも今起こっていることは、エンジニアのためだけの運動だ」

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カテゴリー: F1 / F1関連