マクラーレン F1アメリカGPの最終ラップでピアストリに減速を指示
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ランド・ノリスは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのレース終盤の残り4周で、ターン12の外側で大胆に仕掛けて、宿敵マックス・フェルスタッペンを追い越した。
しかし、ノリスがトラックリミットを超えて行ったこの動きは、マクラーレンのドライバーが有利になったかどうかを判断するために、スチュワードによる調査が直ちに開始された。
マクラーレンのスタッフはノリスの追い越しが正当なものであると確信していたため、ポジションを戻すよう彼に要求することはなかったが、ノリスにペナルティが科された場合に少なくとも4位は確保できるよう、ピアストリとチームメイトの差は厳しく監視されていた。そして、最終的にそのシナリオが現実のものとなった。
「ファイナルラップで少しペースを落とすように言われたが、それは僕にとって公平な対応だ」とスチュワードの裁定について意見を求められたピアストリは明かした。
「あのインシデントを少し見たけど、かなり厳しい裁定だ。昨日、マックスの立場で僕も同じようなインシデントを起こしたけど、ペナルティを受けたのは僕だった」
「だから、その件については疑問があるはずだ」
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実際、土曜のスプリントレースでは、ピアストリはCOTAのターン12でアルピーヌのピエール・ガスリーを追い抜いたことでスチュワードの怒りを買っていた。
ピアストリは当初、その動きは「おそらくペナルティに値する」と考えていたが、日曜にフェルスタッペンがスチュワードからノリスの追い抜きに対するフリーパスを与えられたことで、2度のグランプリ優勝者は考えを変えた。
レースのルール解釈についてドライバーが十分に明確に理解しているかという質問に対し、ピアストリは「2つのインシデントは非常に似通っており、ペナルティも正反対だったことを考えると、おそらくそうではないだろう」と答えた。
「特に、コース外にマシンが飛び出し、両方のマシンがトラックから外れたりするような状況では、非常に難しい」
「だから、判断を下すのは容易なことではない。コース上での横並びでの20~30センチ程度の違いが大きな違いをもたらす」
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