日産自動車、フォーミュラEへの挑戦をいよいよ開始
日産自動車は、この週末に開幕するフォーミュラE選手権のシーズン5に日産e.damsチームとして初参戦。オフシーズンの準備期間を経て、12月15日にサウジアラビアで開催される開幕戦に万全の状態で挑む。
シリーズチャンピオンの経験があるスイス人エースドライバーのセバスチャン・ブエミと、新たにチームメイトに迎えられたイギリス人ドライバーのオリバー・ローランドの二人は、サウジアラビアの首都リヤド近郊に位置するアド・ディルイーヤ市街地の全長2,495km、21のコーナーを持つ新設トラックに挑む。
フォーミュラEのシーズン5は、世界の主要都市で開催される全13戦で競われる。世界で最も販売台数の多い電気自動車「日産リーフ」を販売する日産は、初の国産メーカーとして満を持して「ニッサン インテリジェント モビリティ」戦略を訴求する場として、この電気自動車レースへのチャレンジを開始する。
世界で最も販売台数の多い電気自動車である「日産リーフ」を持ち、日本の自動車メーカーとして初めてフォーミュラE選手権へ参戦する日産にとって、フォーミュラE選手権は「ニッサン インテリジェント モビリティ」の優れたパフォーマンスを示す絶好の舞台となる。
10のライバルチームとともに日産e.damsチームが参戦するシーズン5は、新型のシャシーやバッテリー、新しいエアロダイナミクスを採用した新しい“Gen2”と呼ばれる第二世代のマシンが採用されている。この新型マシンは航続距離が大幅に伸びており、過去のシーズンのようにレース途中で車両を乗り換える必要がないため、フォーミュラE選手権に大きな変革をもたらすことになる。
レースフォーマットも刷新され、決勝は45分間の制限時間に到達するとファイナルラップとなる。また、革新的な「アタックモード」も採用された。ドライバーはレース中200kWで走行するが、アクティベーション・ゾーンを走行する際には25kWを追加した225kWまで出力を高めることができる。このアクティベーション・ゾーンは現地で観戦するファンだけでなく、オンラインやテレビで観戦するファンにも分かるよう、コース上にカラー表示される新たな試みも行われる。
日産e.damsチームの新型フォーミュラEマシンには、電気モーター、インバーター、ギヤボックス、そしてソフトウェアなどに「日産リーフ」の開発ノウハウを活用した新開発パワートレーンを搭載している。この新型フォーミュラEマシンは開幕戦に先立ち、11月30日に銀座の「NISSAN CROSSING」でお披露目され、12月2日には富士スピードウェイで開催されたファン感謝イベント「NISMO Festival」においてデモ走行を披露した。
日産のグローバル・モータースポーツ・ダイレクターであるマイケル カルカモは、「数年にわたる計画と数ヶ月の集中的な準備期間を経て、ついに私たちのフォーミュラE選手権デビューが近づいてきました。パワートレーン開発には、これまで日産が電気自動車のグローバルリーダーとして蓄積してきた技術ノウハウを活用しました。そして、これからレーストラックで得られる貴重な経験は、日産の電気自動車を支持してくれているお客さまに還元していきたいと思います」と期待を語る。
日産e.damsチーム監督のジャンポール ドリオは、「全レース距離を1台のマシンで完走できるシーズン5は、ABBフォーミュラE選手権の新たな歴史を開くことになるでしょう。e.damsと日産の新たなパートナーシップ、そして新しいパワートレーンと新しいシャシーの開発は、チームやドライバー、そして日産にとって、とても強いモチベーションになるはずです」と展望を語った。
日産e.damsチームは、12月14日の現地時間午後2時30分に初の公式セッションデビューを果たす。その後、フォーミュラE選手権特有のコンパクトなタイムスケジュールに則り、15日には2度目の公式練習の後に予選セッションが行われ、同日の午後3時05分に決勝レースがスタートする。
セバスチャン・ブエミ
「日産e.damsチームのパフォーマンスには自信を持っています。しかし、開幕戦を予想することはとても難しく、私たちがライバルと比較してどのくらいの位置にいるのかということを正確に知ることはできません。私はドライバーとして常に勝利を目指しており、まずは予選後のポジションに期待しています。そして、可能な限り良い結果を手にしたいと思っています。通常、レースウイークの月曜と火曜はシミュレーターに乗り、水曜に現地移動し、木曜からコース習熟を行いますが、新しいコースの場合はスピードを把握するのに2日間は要します。しかし、私たちの新しいシミュレーターは非常に優秀で、誰も走ったことのない市街地コースについて素晴らしい予習ができました。私はすでに各コーナーのスピードやブレーキングポイントを把握できていますし、エネルギーマネジメントに関しても理解できています。基本的なことはすべてシミュレーターで学べましたし、それを現地で役立てたいと思っています」
オリバー・ローランド
「日産e.damsチームの一員として戦うこととなり、信じられないほど興奮しています。フォーミュラE選手権への新たな挑戦を楽しみにしていますし、手強いライバルたちとのレースは私にとって大きなチャレンジとなるでしょう。準備はできていますし、意識を集中して、何ができるかを証明したいと思います。これまで多くのドライバーが素晴らしい光景を演じる瞬間をずっと見てきました。そんな彼らと戦えることになり、本当にワクワクしています。私はこれまで参戦したフォーミュラ・ルノーやFIA F2選手権など、すべての選手権でタイトルを争ってきました。そして今回、日産e.damsチームは私にフォーミュラEでのチャンスを与えてくれました。もう挑戦する準備はできています」
カテゴリー: F1 / 日産 / フォーミュラE
シリーズチャンピオンの経験があるスイス人エースドライバーのセバスチャン・ブエミと、新たにチームメイトに迎えられたイギリス人ドライバーのオリバー・ローランドの二人は、サウジアラビアの首都リヤド近郊に位置するアド・ディルイーヤ市街地の全長2,495km、21のコーナーを持つ新設トラックに挑む。
フォーミュラEのシーズン5は、世界の主要都市で開催される全13戦で競われる。世界で最も販売台数の多い電気自動車「日産リーフ」を販売する日産は、初の国産メーカーとして満を持して「ニッサン インテリジェント モビリティ」戦略を訴求する場として、この電気自動車レースへのチャレンジを開始する。
世界で最も販売台数の多い電気自動車である「日産リーフ」を持ち、日本の自動車メーカーとして初めてフォーミュラE選手権へ参戦する日産にとって、フォーミュラE選手権は「ニッサン インテリジェント モビリティ」の優れたパフォーマンスを示す絶好の舞台となる。
10のライバルチームとともに日産e.damsチームが参戦するシーズン5は、新型のシャシーやバッテリー、新しいエアロダイナミクスを採用した新しい“Gen2”と呼ばれる第二世代のマシンが採用されている。この新型マシンは航続距離が大幅に伸びており、過去のシーズンのようにレース途中で車両を乗り換える必要がないため、フォーミュラE選手権に大きな変革をもたらすことになる。
レースフォーマットも刷新され、決勝は45分間の制限時間に到達するとファイナルラップとなる。また、革新的な「アタックモード」も採用された。ドライバーはレース中200kWで走行するが、アクティベーション・ゾーンを走行する際には25kWを追加した225kWまで出力を高めることができる。このアクティベーション・ゾーンは現地で観戦するファンだけでなく、オンラインやテレビで観戦するファンにも分かるよう、コース上にカラー表示される新たな試みも行われる。
日産e.damsチームの新型フォーミュラEマシンには、電気モーター、インバーター、ギヤボックス、そしてソフトウェアなどに「日産リーフ」の開発ノウハウを活用した新開発パワートレーンを搭載している。この新型フォーミュラEマシンは開幕戦に先立ち、11月30日に銀座の「NISSAN CROSSING」でお披露目され、12月2日には富士スピードウェイで開催されたファン感謝イベント「NISMO Festival」においてデモ走行を披露した。
日産のグローバル・モータースポーツ・ダイレクターであるマイケル カルカモは、「数年にわたる計画と数ヶ月の集中的な準備期間を経て、ついに私たちのフォーミュラE選手権デビューが近づいてきました。パワートレーン開発には、これまで日産が電気自動車のグローバルリーダーとして蓄積してきた技術ノウハウを活用しました。そして、これからレーストラックで得られる貴重な経験は、日産の電気自動車を支持してくれているお客さまに還元していきたいと思います」と期待を語る。
日産e.damsチーム監督のジャンポール ドリオは、「全レース距離を1台のマシンで完走できるシーズン5は、ABBフォーミュラE選手権の新たな歴史を開くことになるでしょう。e.damsと日産の新たなパートナーシップ、そして新しいパワートレーンと新しいシャシーの開発は、チームやドライバー、そして日産にとって、とても強いモチベーションになるはずです」と展望を語った。
日産e.damsチームは、12月14日の現地時間午後2時30分に初の公式セッションデビューを果たす。その後、フォーミュラE選手権特有のコンパクトなタイムスケジュールに則り、15日には2度目の公式練習の後に予選セッションが行われ、同日の午後3時05分に決勝レースがスタートする。
セバスチャン・ブエミ
「日産e.damsチームのパフォーマンスには自信を持っています。しかし、開幕戦を予想することはとても難しく、私たちがライバルと比較してどのくらいの位置にいるのかということを正確に知ることはできません。私はドライバーとして常に勝利を目指しており、まずは予選後のポジションに期待しています。そして、可能な限り良い結果を手にしたいと思っています。通常、レースウイークの月曜と火曜はシミュレーターに乗り、水曜に現地移動し、木曜からコース習熟を行いますが、新しいコースの場合はスピードを把握するのに2日間は要します。しかし、私たちの新しいシミュレーターは非常に優秀で、誰も走ったことのない市街地コースについて素晴らしい予習ができました。私はすでに各コーナーのスピードやブレーキングポイントを把握できていますし、エネルギーマネジメントに関しても理解できています。基本的なことはすべてシミュレーターで学べましたし、それを現地で役立てたいと思っています」
オリバー・ローランド
「日産e.damsチームの一員として戦うこととなり、信じられないほど興奮しています。フォーミュラE選手権への新たな挑戦を楽しみにしていますし、手強いライバルたちとのレースは私にとって大きなチャレンジとなるでしょう。準備はできていますし、意識を集中して、何ができるかを証明したいと思います。これまで多くのドライバーが素晴らしい光景を演じる瞬間をずっと見てきました。そんな彼らと戦えることになり、本当にワクワクしています。私はこれまで参戦したフォーミュラ・ルノーやFIA F2選手権など、すべての選手権でタイトルを争ってきました。そして今回、日産e.damsチームは私にフォーミュラEでのチャンスを与えてくれました。もう挑戦する準備はできています」
カテゴリー: F1 / 日産 / フォーミュラE