MotoGP テック3 トロ・ロッソF1
MotoGPに参戦するテック3・レーシングは2月12日(火)、KTMの本社があるオーストリア・マッティヒホーフェン市内のシティーホールでレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング、レッドブル・KTM・アジョと共同でチーム発表会を実施。F1のスクーデリア・トロ・ロッソのF1マシンに採用されているブルー×シルバーのカラーリングを披露した。

テック3は、KTMと2019年から3年間の技術提携を結び、オーストリアのエナジードリンク、レッドブルの支援を受け、レッドブル・KTM・テック3として19年シーズンに参戦する。

チーム発表会では、起用2年目となる24歳のマレーシア人ライダーのハフィス・シャーリン、中量級で総合2位を獲得した24歳のポルトガル人ライダーのミゲール・オリベイラがKTMから供給されるプロトタイプマシン『RC16』のカラーリングを初披露した。

親チームであるKTMファクトリー・レーシングは、F1におけるレッドブル・レーシングと同じネイビー&レッドのカラーリングを採用している。

レッドブルのモータースポーツマネジャーを務めるトーマス・ウベラルは、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェェルスタッペンといったF1ドライバーがトロ・ロッソからメインのレッドブル・レーシングに昇格したのと同じ方法でライダーがTech3からKTMに昇格できるスキームを築けることを期待していると語る。

「2つのMotoGPチームが一緒にそこにいることはとても嬉しいことだ」とトーマス・ウベラルはコメント。

「1チームは、表彰台のために戦っているす。我々はこれを昨年(バレンシアで)すでに達成しているのでそう言うことができる。そして、我々は(レッドブル)ルーキーズカップ、Moto3、Moto2といった下位カテゴリーライダーを育てることができる2番目のチームを持っている」

「彼らはファクトリチームよりも少ないプレッシャーでMotoGPの最初の一歩を踏み出すことができる。それが我々が実際にやりたいことだ」

「我々はすでに4輪でそのモデルを証明している。そして今、我々はMotoGPでもほぼ同じことをしていきたい。これが将来の成功を保証するものであり、MotoGPのトップクラスで初のチャンピオンと繋がることを願っている」

最高峰クラス2年目を迎えるハフィス・シャーリンは、「新しいカラーリングは本当にエキサイティングだ。他車とは全く違う。僕たちはサーキットで最も際立つ色のチームとなるだろう。このバイクでトラックに飛び出す日が待ち遠しい。照明の下で最も輝くだろう。この外見が本当に嬉しい。シーズンのスタートが待ち切れない」とカラーリングを絶賛。

KTMと直接契約を結び、MotoGPクラスに昇格するオリベイラは「新しいカラーリングがとても嬉しい。バイクはアメージングだ。外見はシンプルに素晴らしい。僕たちが慣れ親しんできた色とは全く違う。KTMとレッドブルがタッグを組んだナイスなプロジェクト。2つのファクトリーチームがグリッドに並ぶことは大変ユニークなことで、KTMがこのクラスとロードレース全体を支配しようとしていることは明白。このプロジェクトの一員として参加できることが本当に光栄で、特権に感じる」と感激。

MotoGPクラスに参戦するハフィス・シャーリンとミゲール・オリベイラは、今月23日から開幕戦カタールGPの開催地、ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される今年2度目のオフィシャルテストに参加する。

KTMとテック3の2019年型マシン

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / MotoGP