MotoGP スズキ アルゼンチンGP
路面のグリップ不足によって困難なオープニングとなったMotoGPアルゼンチンGPは、2日目の土曜日もコンディションに大きな進展はなく、路面はドライのままも混戦の中でタイムアップを図るのは極めて難しい状況となった。

FP3では多くのライダーがQ2入りを賭けてセッション開始と共に猛追撃を開始。

序盤アレックス・リンス、ジョアン・ミルは揃ってトップ10圏内を走行するも、その後のタイムアップが思うように叶わず、リンス15番手、ミル17番手とチームスズキエクスターライダーは揃ってQ2圏外に。トップから15番手までが1秒差という大接戦だった。

FP4ではリンスがトップからコンマ6秒遅れ、ミルはコンマ8秒遅れと快走。Q1では共にいくつかの異なるタイヤコンビネーションを試すも、グリップのフィーリングを向上することができないまま、リンス16番手、ミル19番手で苦戦の1日を締めくくることとなった。

ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「今日は非常に困難な1日でした。タイヤのグリップに問題を抱えていることは明らかなのですが、これからデータを入念にチェックして問題の起因を洗い出さなくてはなりません。アレックスのレースペースは悪くないのですが、Q2に行くために大きなジャンプアップを狙いましたが、うまくまとめることができませんでした。ジョアンはコーナーの立ち上がりで思うようなフィーリングを得ることができず苦戦している状態です。ふたりともペース自体は悪くないので、良いフィーリングを取り戻すことができるよう最善を尽くします。」

アレックス・リンス
「チームも自分もベストを尽くしたのに、なぜこんな結果だったのか自分でもよく分からないんだ。Q1ではタイムを出すことができなかったけど、その他のセッションは悪くなかった。でもレースペースには自信があるし、決勝日はいつも自分の力を最大に発揮できるから、明日はいつも通り、とにかく全力を出し切って、ひとりでも多くのライダーをオーバーテイクするよ。」

ジョアン・ミル
「今日はうまくセッティングを見つけられず、思うようなライディングができなかった。ベースのセッティング自体は悪くないんだけど、タイムアタックしようとすると同じようなフィーリングで走れないんだ。かなり後方のグリッドだから明日は厳しいレースになると思うけど、決勝では良いレースができる自信はあるよ。」

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カテゴリー: F1 / MotoGP