MotoGP | スズキ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート
2018年 MotoGP 第13戦サンマリノGP決勝日は天候にも恵まれ、ミサノワールドサーキットは95,000人を超える観客に埋め尽くされた。朝のウォームアップで決勝に向けての最終セットアップを決めたアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネは、午後2時、27周で行われる決勝をスタート。路面温度は41℃まで上昇し、熱狂的なファンの声援とともに熱いレースが幕開けした。
10番手グリッド、13番手グリッドからそれぞれスタートしたリンス、イアンノーネは共に好スタートを決め、リンスは7番手までポジションアップ。さらにその後すぐ前をオーバーテイクし、6番手につける。アレックス・リンスは3周目にさらにポジションを上げて5番手となり、その後、前を行くマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイクして4番手まで順位を上げるも、レース中盤、後方から追い上げてきたカル・クラッチロー(ホンダ)にオーバーテイクを許し、ふたたび5番手に。さらにビニャーレスもリンスに猛追撃を仕掛けるも、オーバーテイクを許すことなく5番手をキープ。
残り数周でビニャーレスとのギャップを広げようとペースアップしたところで2番手を走行していたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒を喫し、最後にさらにひとつポジションを上げて4位でチェッカーを受けた。アンドレア・イアンノーネはコンスタントな走りで後半徐々にポジションを上げ、8位でゴール。チームスズキエクスターは2人揃ってトップ10フィニッシュとなった。
アレックス・リンス
「今週末、ミディアムタイヤでのフィーリングがあまり良くなかったから、決勝はソフトタイヤを選んだんだ。ソフトの方がアドバンテージがあると思っていたから、マイナス部分はあまり考えなかったよ。今日のレースはすごく楽しかったし、結果にも満足しているよ。最も大切な鍵となるのは、やっぱりスタートだね。スタートを決めて、序盤にトップグループに入り込むことができれば、後は自分のリズムで走ればいい。終盤はフロントタイヤが暴れ出して、リズムをキープするのが大変だったけどね。今日の4位はとても意味のあるものだと思っているし、この先も今日のようなレースを常にしたいね。」
アンドレア・イアンノーネ
「今日はなんと言っても、やっぱりグリッドが後方だったことが全てを台無しにしてしまったね。序盤になんとかポジションを上げようとオーバーテイクを試みたけど、ブレーキングでオーバーテイクすることがなかなかできなかった。とにかくプッシュを続け、後半になってなんとか何人かオーバーテイクし、前のグループとのギャップも詰めたんだけど、10コーナーでミスしてオーバーランしたために、またギャップを埋めるために頑張らなくちゃいけなかった。決勝中は常に110%の力で走っていたから、タイヤがかなり消耗しちゃって、最後の3周は頑張ってもどうすることもできなかった。8位なんていうポジションでもちろん満足なんかできるわけがないけど、状況を考えればそんなに悪くもないと思うよ。次戦アラゴンは自分と相性のいいサーキットだから、もっと良い結果を出したいね。」
河内 健 (テクニカルマネージャー)
「今日は残念ながら我々には表彰台を獲れるようなスピードはありませんでしたが、そんな中でも両ライダーがベストなパフォーマンスをしてくれたと思います。我々の作戦はソフトタイヤでレースを最後までペース維持して走ることだったのですが、そこはアレックス、アンドレア共きっちりと仕事をしてくれ、アレックスは結果的に表彰台まであと一歩の4位という成績を残してくれました。アンドレアはそこまでには至りませんでしたが、コンスタントなレースで、しっかりとシングルフィニッシュをしてくれました。今回は表彰台には届きませんでしたが、今後もチャレンジを続け、表彰台、そして優勝を目指して引き続き全力で頑張っていきたいと思います。」
ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「今日はアレックスがとても良いレースをし、今日狙えたと思われるベストなリザルトでレースを終えることができたので、結果にはとても満足しています。決勝でのアレックスはタイヤマネージメントも非常に巧みでしたし、数周にわたる後方からの激しいプレッシャーにも怯むことなく、常に自分の走りを貫くことができ、本当に立派でした。アンドレアはグリッドが後方だったために、ポジションを挽回するのに時間を要し、残念ながら期待通りの結果は出せませんでしたが、彼も非常にポジティブなレースをしてくれたと思っています。ペースも安定していたので、上位グリッドからスタートできていれば、トップグループでのバトルも可能だったでしょう。いずれにしても、今日のふたりの結果は納得できるものでしたし、我々のマシンのポテンシャルにもさらなる確信が持てました。アラゴンでもこの流れに乗って、さらに上を目指していきます。」
カテゴリー: F1 / MotoGP
10番手グリッド、13番手グリッドからそれぞれスタートしたリンス、イアンノーネは共に好スタートを決め、リンスは7番手までポジションアップ。さらにその後すぐ前をオーバーテイクし、6番手につける。アレックス・リンスは3周目にさらにポジションを上げて5番手となり、その後、前を行くマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイクして4番手まで順位を上げるも、レース中盤、後方から追い上げてきたカル・クラッチロー(ホンダ)にオーバーテイクを許し、ふたたび5番手に。さらにビニャーレスもリンスに猛追撃を仕掛けるも、オーバーテイクを許すことなく5番手をキープ。
残り数周でビニャーレスとのギャップを広げようとペースアップしたところで2番手を走行していたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒を喫し、最後にさらにひとつポジションを上げて4位でチェッカーを受けた。アンドレア・イアンノーネはコンスタントな走りで後半徐々にポジションを上げ、8位でゴール。チームスズキエクスターは2人揃ってトップ10フィニッシュとなった。
アレックス・リンス
「今週末、ミディアムタイヤでのフィーリングがあまり良くなかったから、決勝はソフトタイヤを選んだんだ。ソフトの方がアドバンテージがあると思っていたから、マイナス部分はあまり考えなかったよ。今日のレースはすごく楽しかったし、結果にも満足しているよ。最も大切な鍵となるのは、やっぱりスタートだね。スタートを決めて、序盤にトップグループに入り込むことができれば、後は自分のリズムで走ればいい。終盤はフロントタイヤが暴れ出して、リズムをキープするのが大変だったけどね。今日の4位はとても意味のあるものだと思っているし、この先も今日のようなレースを常にしたいね。」
アンドレア・イアンノーネ
「今日はなんと言っても、やっぱりグリッドが後方だったことが全てを台無しにしてしまったね。序盤になんとかポジションを上げようとオーバーテイクを試みたけど、ブレーキングでオーバーテイクすることがなかなかできなかった。とにかくプッシュを続け、後半になってなんとか何人かオーバーテイクし、前のグループとのギャップも詰めたんだけど、10コーナーでミスしてオーバーランしたために、またギャップを埋めるために頑張らなくちゃいけなかった。決勝中は常に110%の力で走っていたから、タイヤがかなり消耗しちゃって、最後の3周は頑張ってもどうすることもできなかった。8位なんていうポジションでもちろん満足なんかできるわけがないけど、状況を考えればそんなに悪くもないと思うよ。次戦アラゴンは自分と相性のいいサーキットだから、もっと良い結果を出したいね。」
河内 健 (テクニカルマネージャー)
「今日は残念ながら我々には表彰台を獲れるようなスピードはありませんでしたが、そんな中でも両ライダーがベストなパフォーマンスをしてくれたと思います。我々の作戦はソフトタイヤでレースを最後までペース維持して走ることだったのですが、そこはアレックス、アンドレア共きっちりと仕事をしてくれ、アレックスは結果的に表彰台まであと一歩の4位という成績を残してくれました。アンドレアはそこまでには至りませんでしたが、コンスタントなレースで、しっかりとシングルフィニッシュをしてくれました。今回は表彰台には届きませんでしたが、今後もチャレンジを続け、表彰台、そして優勝を目指して引き続き全力で頑張っていきたいと思います。」
ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「今日はアレックスがとても良いレースをし、今日狙えたと思われるベストなリザルトでレースを終えることができたので、結果にはとても満足しています。決勝でのアレックスはタイヤマネージメントも非常に巧みでしたし、数周にわたる後方からの激しいプレッシャーにも怯むことなく、常に自分の走りを貫くことができ、本当に立派でした。アンドレアはグリッドが後方だったために、ポジションを挽回するのに時間を要し、残念ながら期待通りの結果は出せませんでしたが、彼も非常にポジティブなレースをしてくれたと思っています。ペースも安定していたので、上位グリッドからスタートできていれば、トップグループでのバトルも可能だったでしょう。いずれにしても、今日のふたりの結果は納得できるものでしたし、我々のマシンのポテンシャルにもさらなる確信が持てました。アラゴンでもこの流れに乗って、さらに上を目指していきます。」
カテゴリー: F1 / MotoGP