【MotoGP】 ホンダ:第12戦 イギリスGP プレビュー
MotoGP 第12戦イギリスGPが、8月25日(金)~27日(日)の3日間、ノーザンプトン郊外のシルバーストン・サーキットで開催される。
後半戦のスタートとなった第10戦チェコGP、そして第11戦オーストリアGPと続いた2連戦のあとに開催されるのは、これで2年連続。シルバーストンでイギリスGPが開催されるのは、これで8年連続となる。
イギリスGPは、1949年から1976年までは「Tourist Trophy」として、マン島の公道コースで開催されていた。マン島は、ホンダが世界に初挑戦した舞台で、最高峰クラスでは、1966年と67年にマイク・ヘイルウッドが優勝している。その後、77年~1986年の10年間はシルバーストンへと舞台を移し、84年にはランディ・マモラ、85年にはフレディ・スペンサー、そして86年にワイン・ガードナーと、グランプリの歴史に名を刻む名選手たちが、ホンダのマシンを駆って優勝した。
87年~2009年の23年間は、ドニントンパークで開催された。そして、2010年には再び、コースの全面改修を終えたシルバーストンで、グランプリが開催されるようになった。
シルバーストンは、一周5.9km。現在、グランプリが開催されているサーキットでは、最も長いコース。アベレージスピードは時速175km前後。昨年、19年ぶりにグランプリの舞台として復活したオーストリアGPのレッドブル・リンク、イタリアGPの開催地であるムジェロ、オーストラリアGPが行われるフィリップアイランドと並び、カレンダー屈指の高速サーキットだ。
ホンダは過去7度の大会では、11年にケーシー・ストーナーが、14年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が優勝している。今年はマルク・マルケスが3年ぶり2回目の大会制覇と今季4勝目、チームメートのダニ・ペドロサはシルバーストン初制覇と今季2勝目を目指す。
過去、シルバーストンでマルク・マルケスは、10年に125ccクラスで優勝、12年にはMoto2クラスで3位になった。MotoGPクラスにステップアップした13年は2位になり、14年の大会では優勝。ウエットレースとなった15年は優勝争いに加わるも、痛恨の転倒を喫してリタイア。昨年はし列な表彰台争いの中でコースアウトを喫し、4位。MotoGPクラスでは、ほかのサーキットに比べて思うような結果を残せていないサーキットが、今年は、チェコGPの優勝、オーストリアGPの2位に続き、後半戦のスタートから3戦連続の表彰台と優勝を目指す。
シルバーストンは不安定な天候になることが多く、選手たちを悩ませる。マルク・マルケスは過去7年の大会において5回のポールポジション(PP)を獲得している。12年はフリー走行で転倒を喫した影響でPPを逃し、雨の予選となった昨年は転倒を喫し5番手。今季、すでに5回のPPを獲得しているマルク・マルケスは、シルバーストンで6回目、MotoGPクラスで5回目のPPを目指す。現在、11戦を終えて総合首位に立つマルク・マルケス。シルバーストンでは、予選の速さがなかなか結果につながらないレースになっているが、2年連続4回目のタイトル獲得に向けて、どんな走りをするのか、注目と期待が集まります。
11戦を終えて総合5位のダニ・ペドロサは、チェコGPで2位、オーストリアGPで3位と後半戦も好調なスタートを切った。今年はここまで1勝を含む7回の表彰台に立っている。総合4位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)を射程圏内に入れており、今大会の結果次第では、総合3位に浮上するのも不可能ではない。
これまでシルバーストンでは、12年と13年に3位表彰台に立っている。14年は4位、雨のレースになった15年と昨年は2年連続で5位と表彰台を逃している。今年はシルバーストンでの3度目の表彰台と、同サーキットの初制覇に挑む。
ホームグランプリを迎えるカル・クラッチロー(LCR Honda)は、2年連続PP獲得と2年連続表彰台、そして今季初優勝に気合十分。昨年は、マルク・マルケスとのし烈な2位争いで地元ファンを喜ばせた。
今年は11戦を終えて表彰台を獲得しているのは、第2戦アルゼンチンGPでの3位だけ。総合9位と苦戦が続いている。それだけに今大会は、地元ファンの期待に応えて、これまでの悪い流れを払拭し、大きなターニングポイントにする意気込みだ。
11戦を終えて総合13位のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、後半戦のチェコGP、第11戦オーストリアGPは、鈴鹿8時間耐久ロードレースのスーパーバイクからの乗り換えに時間がかかり、100%のパフォーマンスを発揮できなかった。しかし、ウエットレース、ハイスピードコースを得意とするだけに、今季ベストリザルトを狙う。
チームメートで総合18位のティト・ラバトは、ドイツGP、チェコGP、そしてオーストリアGPと3戦連続でノーポイントとなっている。シルバーストンはMoto2クラスで優勝を経験しているサーキット。今大会は4戦ぶりのポイント獲得を目指す。
カテゴリー: F1 / MotoGP
後半戦のスタートとなった第10戦チェコGP、そして第11戦オーストリアGPと続いた2連戦のあとに開催されるのは、これで2年連続。シルバーストンでイギリスGPが開催されるのは、これで8年連続となる。
イギリスGPは、1949年から1976年までは「Tourist Trophy」として、マン島の公道コースで開催されていた。マン島は、ホンダが世界に初挑戦した舞台で、最高峰クラスでは、1966年と67年にマイク・ヘイルウッドが優勝している。その後、77年~1986年の10年間はシルバーストンへと舞台を移し、84年にはランディ・マモラ、85年にはフレディ・スペンサー、そして86年にワイン・ガードナーと、グランプリの歴史に名を刻む名選手たちが、ホンダのマシンを駆って優勝した。
87年~2009年の23年間は、ドニントンパークで開催された。そして、2010年には再び、コースの全面改修を終えたシルバーストンで、グランプリが開催されるようになった。
シルバーストンは、一周5.9km。現在、グランプリが開催されているサーキットでは、最も長いコース。アベレージスピードは時速175km前後。昨年、19年ぶりにグランプリの舞台として復活したオーストリアGPのレッドブル・リンク、イタリアGPの開催地であるムジェロ、オーストラリアGPが行われるフィリップアイランドと並び、カレンダー屈指の高速サーキットだ。
ホンダは過去7度の大会では、11年にケーシー・ストーナーが、14年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が優勝している。今年はマルク・マルケスが3年ぶり2回目の大会制覇と今季4勝目、チームメートのダニ・ペドロサはシルバーストン初制覇と今季2勝目を目指す。
過去、シルバーストンでマルク・マルケスは、10年に125ccクラスで優勝、12年にはMoto2クラスで3位になった。MotoGPクラスにステップアップした13年は2位になり、14年の大会では優勝。ウエットレースとなった15年は優勝争いに加わるも、痛恨の転倒を喫してリタイア。昨年はし列な表彰台争いの中でコースアウトを喫し、4位。MotoGPクラスでは、ほかのサーキットに比べて思うような結果を残せていないサーキットが、今年は、チェコGPの優勝、オーストリアGPの2位に続き、後半戦のスタートから3戦連続の表彰台と優勝を目指す。
シルバーストンは不安定な天候になることが多く、選手たちを悩ませる。マルク・マルケスは過去7年の大会において5回のポールポジション(PP)を獲得している。12年はフリー走行で転倒を喫した影響でPPを逃し、雨の予選となった昨年は転倒を喫し5番手。今季、すでに5回のPPを獲得しているマルク・マルケスは、シルバーストンで6回目、MotoGPクラスで5回目のPPを目指す。現在、11戦を終えて総合首位に立つマルク・マルケス。シルバーストンでは、予選の速さがなかなか結果につながらないレースになっているが、2年連続4回目のタイトル獲得に向けて、どんな走りをするのか、注目と期待が集まります。
11戦を終えて総合5位のダニ・ペドロサは、チェコGPで2位、オーストリアGPで3位と後半戦も好調なスタートを切った。今年はここまで1勝を含む7回の表彰台に立っている。総合4位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)を射程圏内に入れており、今大会の結果次第では、総合3位に浮上するのも不可能ではない。
これまでシルバーストンでは、12年と13年に3位表彰台に立っている。14年は4位、雨のレースになった15年と昨年は2年連続で5位と表彰台を逃している。今年はシルバーストンでの3度目の表彰台と、同サーキットの初制覇に挑む。
ホームグランプリを迎えるカル・クラッチロー(LCR Honda)は、2年連続PP獲得と2年連続表彰台、そして今季初優勝に気合十分。昨年は、マルク・マルケスとのし烈な2位争いで地元ファンを喜ばせた。
今年は11戦を終えて表彰台を獲得しているのは、第2戦アルゼンチンGPでの3位だけ。総合9位と苦戦が続いている。それだけに今大会は、地元ファンの期待に応えて、これまでの悪い流れを払拭し、大きなターニングポイントにする意気込みだ。
11戦を終えて総合13位のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、後半戦のチェコGP、第11戦オーストリアGPは、鈴鹿8時間耐久ロードレースのスーパーバイクからの乗り換えに時間がかかり、100%のパフォーマンスを発揮できなかった。しかし、ウエットレース、ハイスピードコースを得意とするだけに、今季ベストリザルトを狙う。
チームメートで総合18位のティト・ラバトは、ドイツGP、チェコGP、そしてオーストリアGPと3戦連続でノーポイントとなっている。シルバーストンはMoto2クラスで優勝を経験しているサーキット。今大会は4戦ぶりのポイント獲得を目指す。
マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
「一歩一歩、マシンのベースがよくなっています。これはとてもいいことです。というのも、すべてのサーキット、そしていかなるコンディションでも、常にフロントにいられるよう安定することが目標の一つだからです。もちろん、シルバーストンは好きなサーキットであり、これまでと同じようにがんばります。ライバルたちはこのサーキットでとても強いので、難しいラウンドになることは分かっています。昨年はレースウイーク中にいい仕事ができましたが、決勝ではフロントタイヤの選択が完ぺきにできませんでした。今年は、再び表彰台争いができるように全力を尽くしたいです」ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)
「チームはいい仕事をしています。オーストリアは難しいレースウイークでしたが、決勝ではポジティブな結果で巻き返しました。次のサーキットはバンピーで天候が不安定な難しいところです。昨年は難しく感じたレースでした。今年は前進するために集中することが目標です。今年はコースに出て周回を重ねて、タイヤについて学び、日曜日のレースに備えてセットアップを準備しなければなりません」カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
「ホームグランプリとなるシルバーストンが楽しみです。オーストリアで悪い結果だったので、その分も取り戻すためには、さらに一生懸命戦わなければなりません。オーストリアでは15位でした。イギリスで再び表彰台争いができたらうれしいです。表彰台に立つことは不可能ではありませんが、優勝は少し難しいです。マルクは信じられないような走りをしています。そのため、彼のペースにマッチするためにも、できるだけのことをしたいと思います。前回のレースでは最後にいいペースがありました。問題だったのは序盤の数周だけでした」ジャック・ミラー(MotoGP 総合13位)
「昨年は、オーストリアGPのケガの影響で、シルバーストンで苦戦しました。理想の週末にはなりませんでしたが、今年は万全の体調でイギリスへ向かいます。アンドラでトレーニングをしたので気分もいいです。アンドラへ戻ったのは6月のオランダGP前以来です。自転車に乗ってきちんとしたトレーニングができてよかったです。チェコとオーストリアのレースは難しかったので、イギリスGPから調子を取り戻さなければなりません。今シーズンは、トップ10フィニッシュでシーズンのスタートを切りました。今週末もトップ10に入らなければなりません」ティト・ラバト(MotoGP 総合18位)
「ここ3レースは難しく、少し苦戦しました。ザクセンリンク、ブルノ、そしてレッドブル・リンクではポイントを獲得できなかったので、シルバーストンでは日曜日にポイント圏内でフィニッシュすることが目標です。この目標を達成するために一生懸命がんばっています。また、この目標は現実的だと思っています。シルバーストンは大好きなサーキットの一つです。Moto2時代にはいい結果を残したことがあります。このサーキットは高速コーナー、ロングストレート、低速コーナー、テクニカルセクションなどさまざまな要素が含まれています。本当にライダー向きのサーキットで、レースを楽しむことができます。シーズンの流れを好転させるためにも、日曜日はポイントを獲得したいです」カテゴリー: F1 / MotoGP