MotoGP:ホンダ 2022年 第5戦 ポルトガルGP 初日レポート
MotoGP - ヨーロッパラウンドの初戦となった第5戦ポルトガルGPのフリー走行は、FP1、FP2ともにウエットコンディションとなり、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、FP1でトップタイムをマーク。雨脚が強くなり、気温もFP1の13℃から12℃に下がりタイム更新が難しくなったFP2でも2番手につける好走で、総合首位で初日を終えた。
アルガルベ・サーキットでグランプリが開催されるようになってから、今回で3年目を迎える。
初めて開催された2020年はケガのために出場できず、春(ポルトガルGP)と秋(アルガルベGP)に2大会が開催された翌21年は、春の大会はケガからの復帰戦となり7位、秋のアルガルベGPはケガのために出場できず、マルケスにとっては今大会が2回目の出場となる。レギュラーライダーたちはこれまで4大会に出場している選手たちばかりだが、今大会が2回目のマルケスは、サーキット攻略に大きく前進し、FP3と予選の走りに注目される。
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、FP1はマシンに少し問題を抱えていたこともあり17番手と出遅れたが、FP2では一気にペースを上げてセッショントップに。総合で2番手に浮上し、Repsol Honda Teamがトップ2を独占した。
FP2は雨脚が強くなり、風が強く気温も下がった。ほとんどの選手がタイムを更新できない厳しいコンディションの中でポル・エスパルガロはFP1のタイムを約1.3秒も更新するすばらしい走りだった。
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、総合11番手と今季もっとも好調な出だしを見せた。FP1は1分52秒台から53秒台で連続ラップをこなし、最後は1分51秒台のタイムを連続でマークして10番手。雨脚が強くなり厳しいコンディションになったFP2では、FP1のタイムにはわずかに及ばなかったが、1分51秒台から52秒台へとアベレージを上げて、セッション6番手につける好走だった。
昨年のアルガルベGPでは、し烈な3位争いに加わり惜しくも4位でフィニッシュしている。明日の予選では今季ベストグリッドを目指し、今季初表彰台、初優勝に向けて大きく前進する意気込みだ。
アルガルベ・サーキットを得意とする中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP1は順調にタイムを更新し、トップ10につける走りだったが、セッション中盤過ぎに転倒を喫し、15番手までポジションを落とした。コンディションが厳しくなったFP2では9番手につけたが、FP1のベストタイムを更新できず総合17番手で初日を終えた。
2日目も初日同様の天候が予想されるが、FP2でセットアップを前進させている中上は、FP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、予選では上位を狙う。
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「今日は全体的に満足しています。ウエットで最初からいいフィーリングがありました。これまで、フィーリングがつかめないときもありましたが、今日はそんなことはありませんでした。午前中に使用したユーズドタイヤで午後のFP2に挑みましたが、フィーリングはよく、無理なくラップタイムを出すことができました。そのあと雨が強くなり、路面の水量も多くなりました。日曜日の予報が晴れということもあり、転倒のリスクを避けるためにピットに入ることにしました。午前中はスピードを見せることができました。それ以上、何もする必要はありませんでした。今のレベルをレースウイークを通してキープしなければなりません。明日もウエットになれば、晴れ予報の日曜日は、タイヤの選択とセットアップに頭を悩ませるかも知れません。でもがんばります」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日は走り出しがあまりよくなくて、午前中のFP1はかなり苦戦しました。マシンに少し問題があったからなのですが、チームがいい仕事をしてくれて、解決策が見つかりました。午後のFP2はマルクのスピードに合わせることができて、トップタイムでセッションを終えることができました。FP2は雨脚がどんどん強くなっていたので最初から一生懸命プッシュしました。ウエットでもドライでも力強く週末をスタートし、このスピードを維持することが重要です。今日はRepsol Honda Teamが1、2になることができてとてもよかったです。週末はこれをキープしたいです」
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「今日は午前中も午後もフルウエットでした。午前中はとてもいいフィーリングがあり、10番手タイムを出すことができました。明日も引き続き雨が降りそうなので、こうしてレースウイークをいい形でスタートできたことはとても重要なことです。雨量が多く難しいコンディションとなった午後も、とてもいいフィーリングがありました。明日はQ2へ進めるようにFP3でがんばります。決勝に向けてQ2へ進むことはとても重要だからです」
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「今日は大雨となりました。特に午後のFP2はトリッキーなコンディションでした。風も強く気温も下がったのでタイヤを温めるのがたいへんでした。午前中のFP1で大きなハイサイドを喫し、転倒しましたが、幸い僕は無事です。転倒したあともマシンのフィーリングはそれほど悪くなかったので、今日はかなりポジティブでした。まだ改善の余地があるので、引き続き仕事に取り組みます。コンディションをしっかり把握する必要がありますが、ポテンシャルはあります」
カテゴリー: F1 / MotoGP
アルガルベ・サーキットでグランプリが開催されるようになってから、今回で3年目を迎える。
初めて開催された2020年はケガのために出場できず、春(ポルトガルGP)と秋(アルガルベGP)に2大会が開催された翌21年は、春の大会はケガからの復帰戦となり7位、秋のアルガルベGPはケガのために出場できず、マルケスにとっては今大会が2回目の出場となる。レギュラーライダーたちはこれまで4大会に出場している選手たちばかりだが、今大会が2回目のマルケスは、サーキット攻略に大きく前進し、FP3と予選の走りに注目される。
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、FP1はマシンに少し問題を抱えていたこともあり17番手と出遅れたが、FP2では一気にペースを上げてセッショントップに。総合で2番手に浮上し、Repsol Honda Teamがトップ2を独占した。
FP2は雨脚が強くなり、風が強く気温も下がった。ほとんどの選手がタイムを更新できない厳しいコンディションの中でポル・エスパルガロはFP1のタイムを約1.3秒も更新するすばらしい走りだった。
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、総合11番手と今季もっとも好調な出だしを見せた。FP1は1分52秒台から53秒台で連続ラップをこなし、最後は1分51秒台のタイムを連続でマークして10番手。雨脚が強くなり厳しいコンディションになったFP2では、FP1のタイムにはわずかに及ばなかったが、1分51秒台から52秒台へとアベレージを上げて、セッション6番手につける好走だった。
昨年のアルガルベGPでは、し烈な3位争いに加わり惜しくも4位でフィニッシュしている。明日の予選では今季ベストグリッドを目指し、今季初表彰台、初優勝に向けて大きく前進する意気込みだ。
アルガルベ・サーキットを得意とする中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP1は順調にタイムを更新し、トップ10につける走りだったが、セッション中盤過ぎに転倒を喫し、15番手までポジションを落とした。コンディションが厳しくなったFP2では9番手につけたが、FP1のベストタイムを更新できず総合17番手で初日を終えた。
2日目も初日同様の天候が予想されるが、FP2でセットアップを前進させている中上は、FP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、予選では上位を狙う。
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「今日は全体的に満足しています。ウエットで最初からいいフィーリングがありました。これまで、フィーリングがつかめないときもありましたが、今日はそんなことはありませんでした。午前中に使用したユーズドタイヤで午後のFP2に挑みましたが、フィーリングはよく、無理なくラップタイムを出すことができました。そのあと雨が強くなり、路面の水量も多くなりました。日曜日の予報が晴れということもあり、転倒のリスクを避けるためにピットに入ることにしました。午前中はスピードを見せることができました。それ以上、何もする必要はありませんでした。今のレベルをレースウイークを通してキープしなければなりません。明日もウエットになれば、晴れ予報の日曜日は、タイヤの選択とセットアップに頭を悩ませるかも知れません。でもがんばります」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日は走り出しがあまりよくなくて、午前中のFP1はかなり苦戦しました。マシンに少し問題があったからなのですが、チームがいい仕事をしてくれて、解決策が見つかりました。午後のFP2はマルクのスピードに合わせることができて、トップタイムでセッションを終えることができました。FP2は雨脚がどんどん強くなっていたので最初から一生懸命プッシュしました。ウエットでもドライでも力強く週末をスタートし、このスピードを維持することが重要です。今日はRepsol Honda Teamが1、2になることができてとてもよかったです。週末はこれをキープしたいです」
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「今日は午前中も午後もフルウエットでした。午前中はとてもいいフィーリングがあり、10番手タイムを出すことができました。明日も引き続き雨が降りそうなので、こうしてレースウイークをいい形でスタートできたことはとても重要なことです。雨量が多く難しいコンディションとなった午後も、とてもいいフィーリングがありました。明日はQ2へ進めるようにFP3でがんばります。決勝に向けてQ2へ進むことはとても重要だからです」
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「今日は大雨となりました。特に午後のFP2はトリッキーなコンディションでした。風も強く気温も下がったのでタイヤを温めるのがたいへんでした。午前中のFP1で大きなハイサイドを喫し、転倒しましたが、幸い僕は無事です。転倒したあともマシンのフィーリングはそれほど悪くなかったので、今日はかなりポジティブでした。まだ改善の余地があるので、引き続き仕事に取り組みます。コンディションをしっかり把握する必要がありますが、ポテンシャルはあります」
カテゴリー: F1 / MotoGP