MotoGP:スズキ 2021年 第13戦 アラゴンGP 予選レポート
アラゴンGP予選はミル7位、リンスは苦戦し20位。決勝での巻き返しを図る。
予選日を迎えたモーターランド・アラゴンは晴天で完璧なコンディションとなり、ダイレクトQ2進出を賭けた午前のFP3ではセッションを通し激しいタイム争いが展開された。ジョアン・ミルはセッション序盤に前日のタイムを更新して上位につけ、3番手でセッションを終えてダイレクトQ2に。チームメイトのアレックス・リンスも最終ラップまでアタックを続けるが、トップから17人が0.8秒以内という僅差の争いで僅かにトップ10には届かず、14番手でダイレクトQ2行きを逃す。
予想通り午後のFP4では気温、路面温度が共に急上昇し、タイムアップには厳しいコンディションとなるが、決勝日の天気予報も同様のコンディションであるため、各ライダーが決勝を見据えたセットアップを行う。ミル、リンスはそれぞれ9番手、18番手でこのセッションを締めくくる。
Q2行きを賭けてQ1に臨んだリンスだが、マシンセットアップが思い通りにまとまらずアタック中にミスが続く。一時は3番手までポジションを上げるがセッション終盤に他ライダー達が次々タイムアップし、リンスは10番手まで順位を落として決勝は20番手、7列目グリッドからのスタートとなった。しかし昨年このサーキットで優勝したリンスは決勝に向けて気持ちを切り替え、後方グリッドからの巻き返しを図る。
FP3で好調だったミルは、予選上位ポジションを狙ってQ2セッションでは序盤から激しく攻め、一度目のアタックでは4番手につける。2度目のアタックでは7番手まで順位を落とすが、前日と比較してマシンのフィーリングが大きく向上したことで決勝に大きな期待が掛かる。
佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「ジョアンは昨日からのプラクティスセッションを通してレースのためのセッティングを進めることができ、また1周のアタックでも好タイムをマークしてダイレクトでQ2に進出しました。Q2ではジョアンが思っていたようなグリップが得られず惜しくも2列目グリッドを逃してしまいましたが、明日のレースで序盤から好位置につけられるよう最終調整を進めます。一方アレックスはセッションが進む毎にマシンフィーリングは良くなり、ラップタイムも安定していましたが、今日のFP3ではタイムアタックで上手くまとめることができず、Q1からの予選となりました。そのQ1でもミスをしてしまい、レースは後方グリッドからのスタートとなってしまいますが、得意のスタートでひとつでも前の順位に上がって、しっかり追い上げのレースができるよう準備をします。」
ジョアン・ミル
「2列目グリッドは逃してしまったけど、今日の結果にはそんなにがっかりしていないし、7番手グリッドからのスタートにはまずまず満足しているよ。今日の午後は気温が上がったせいで予選ではマシンのフィーリングに手こずった部分はあったけど、全体的には昨日と比較してかなり良くなったし、大きなステップを踏むことができたと思う。ブレーキングを含めてまだ改善が必要な部分はあるけど、明日の決勝に向けてはおおむね準備はできている。決勝はかなり多くのライダーで接戦になるだろうけど、いつも通り全力で挑んで上位フィニッシュを目指すよ。」
アレックス・リンス
「得意なサーキットでもあり、ホームレースでいつも以上にモチベーションが高い状態で臨んだ予選で20番手という事実は自分としても受け入れ難く、正直気持ち的にはかなり沈んでいるよ。タイムを出すことができなかったのはマシンがなかなか攻められる状態にまとめられず、アタックラップでもあちこちでミスしてしまったことと、ブレーキングのフィーリングがあまり良くなくてマシンをうまく止められなかったことが原因なんだ。決勝に向けてなんとか良い改善策を見つけられるようにエンジニアとデータを見て話し合うよ。速いライダーが多いから明日の決勝はかなり面白いレースになるだろうね。後方からのスタートになるけど、スタートでできるだけ前に出て、自分もトップグループに加われるよう頑張るよ。」
カテゴリー: F1 / MotoGP
予選日を迎えたモーターランド・アラゴンは晴天で完璧なコンディションとなり、ダイレクトQ2進出を賭けた午前のFP3ではセッションを通し激しいタイム争いが展開された。ジョアン・ミルはセッション序盤に前日のタイムを更新して上位につけ、3番手でセッションを終えてダイレクトQ2に。チームメイトのアレックス・リンスも最終ラップまでアタックを続けるが、トップから17人が0.8秒以内という僅差の争いで僅かにトップ10には届かず、14番手でダイレクトQ2行きを逃す。
予想通り午後のFP4では気温、路面温度が共に急上昇し、タイムアップには厳しいコンディションとなるが、決勝日の天気予報も同様のコンディションであるため、各ライダーが決勝を見据えたセットアップを行う。ミル、リンスはそれぞれ9番手、18番手でこのセッションを締めくくる。
Q2行きを賭けてQ1に臨んだリンスだが、マシンセットアップが思い通りにまとまらずアタック中にミスが続く。一時は3番手までポジションを上げるがセッション終盤に他ライダー達が次々タイムアップし、リンスは10番手まで順位を落として決勝は20番手、7列目グリッドからのスタートとなった。しかし昨年このサーキットで優勝したリンスは決勝に向けて気持ちを切り替え、後方グリッドからの巻き返しを図る。
FP3で好調だったミルは、予選上位ポジションを狙ってQ2セッションでは序盤から激しく攻め、一度目のアタックでは4番手につける。2度目のアタックでは7番手まで順位を落とすが、前日と比較してマシンのフィーリングが大きく向上したことで決勝に大きな期待が掛かる。
佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「ジョアンは昨日からのプラクティスセッションを通してレースのためのセッティングを進めることができ、また1周のアタックでも好タイムをマークしてダイレクトでQ2に進出しました。Q2ではジョアンが思っていたようなグリップが得られず惜しくも2列目グリッドを逃してしまいましたが、明日のレースで序盤から好位置につけられるよう最終調整を進めます。一方アレックスはセッションが進む毎にマシンフィーリングは良くなり、ラップタイムも安定していましたが、今日のFP3ではタイムアタックで上手くまとめることができず、Q1からの予選となりました。そのQ1でもミスをしてしまい、レースは後方グリッドからのスタートとなってしまいますが、得意のスタートでひとつでも前の順位に上がって、しっかり追い上げのレースができるよう準備をします。」
ジョアン・ミル
「2列目グリッドは逃してしまったけど、今日の結果にはそんなにがっかりしていないし、7番手グリッドからのスタートにはまずまず満足しているよ。今日の午後は気温が上がったせいで予選ではマシンのフィーリングに手こずった部分はあったけど、全体的には昨日と比較してかなり良くなったし、大きなステップを踏むことができたと思う。ブレーキングを含めてまだ改善が必要な部分はあるけど、明日の決勝に向けてはおおむね準備はできている。決勝はかなり多くのライダーで接戦になるだろうけど、いつも通り全力で挑んで上位フィニッシュを目指すよ。」
アレックス・リンス
「得意なサーキットでもあり、ホームレースでいつも以上にモチベーションが高い状態で臨んだ予選で20番手という事実は自分としても受け入れ難く、正直気持ち的にはかなり沈んでいるよ。タイムを出すことができなかったのはマシンがなかなか攻められる状態にまとめられず、アタックラップでもあちこちでミスしてしまったことと、ブレーキングのフィーリングがあまり良くなくてマシンをうまく止められなかったことが原因なんだ。決勝に向けてなんとか良い改善策を見つけられるようにエンジニアとデータを見て話し合うよ。速いライダーが多いから明日の決勝はかなり面白いレースになるだろうね。後方からのスタートになるけど、スタートでできるだけ前に出て、自分もトップグループに加われるよう頑張るよ。」
カテゴリー: F1 / MotoGP