MotoGP:ホンダ 2021年 第6戦 イタリアGP 予選レポート
2021年のMotogp イタリアGPの予選は、Q1からQ2へと進出したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が11番手、ダイレクトにQ2進出を果たしたポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が12番手となった。

初日7番手と好調なスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)はQ1で5番手に終わり15番グリッドが確定。アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)もQ1で12番手に終わり、22番グリッドから決勝に挑むことになった。

初日のフリー走行は、トップタイムをマークしたフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)から1秒差に16台という接戦となったが、2日目のFP3を終えると、トップから1秒差に19台がひしめきあう厳しい戦いへと発展した。この結果、総合9番手のエスパルガロはダイレクトでQ2進出を果たしたが、大接戦の中で総合12番手のマルク・マルケス、総合15番手の中上、総合21番手のアレックス・マルケスはQ1からの予選となった。Q1でトップタイムをマークしたマルク・マルケスがQ2へと駒を進め、11番グリッドを獲得した。

今大会は、大接戦に加え、開幕戦から車体のバランスに苦戦しているホンダ勢が、中高速コーナーが連続するムジェロでRC213Vのパフォーマンスを十分に発揮できず、2チーム4選手全員がトップ10入りを逃した。

厳しい結果となったホンダ勢だが、決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、決勝では追い上げのレースに挑む。

マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「FP3はいいフィーリングがあり、いいライディングができましたが、午後は体調が悪く苦しみました。Q1では誰かについていかなければならないことは分かっていました。速いラップを刻むためにはそれが唯一のチャンスだったからです。Q2へ進むことは期待していませんでしたが、いいラップを刻むことができました。セッションのあとQ1のことについてビニャーレスに謝罪しました。ストレスとQ1でがんばったためにQ2では思うように走れませんでした。でも全体的にはいい日でした。明日は思ったようなレースができないことは分かっています。でもできることはやります。今日はなによりも、Moto3クラスのジェイソンが無事であることを願っています。みんな彼のことを思っています」

ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「金曜日よりはよかったと思いますが、求めていた結果ではありません。ただ、リアグリップをかなり改善できたので、それはとてもよかったです。これまで改善しようと取り組んできたことの一つだったからです。でもフロントタイヤの選択は間違っていました。そのために予選では切り返しがとてもたいへんでした。午前中のFP3はフロントにミディアムを選択して満足していましたが、気温が上がったことでハードを選んだのは間違いでした。経験に従うべきでした。完ぺきに周回していたらあと1列前のグリッドを獲得できたと思います。明日はレースです。すべての力をトラックで出します。ジェイソンが早く戻ってこられることを願っています」

中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「Q2に向けていいスピードとポテンシャルがあったので、今日の予選には少しがっかりしました。セッション終盤に、小さなミスがあり、すべてをまとめることができませんでした。チームには申し訳ない気持ちです。しかし、FP4では、ペースもマシンのフィーリングもとてもよく、決勝に向けて手応えある走りができました。もちろん、P15という厳しいグリッドからのレースになりますがベストを尽くしたいです。最も重要なことは、いいスタートを切ってポジションを上げていくことです。レース序盤が重要なポイントになります。ポルトガルGPのように序盤に大きくポジションを上げられるようにしたいです」

アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「マシンのフィーリングはよくなりましたが、ポジションがあまりよくないので、いい日ではありませんでした。予選ではうまく1周をまとめることができませんでした。2度ミスをしてしまい、十分な速さがありませんでした。ポジティブなことはFP4がそれほど悪くなかったことです。ユーズドタイヤで1分47秒5を出すことができたのはよかったです。引き続き仕事に取り組み、自信につなげられるようチームと一緒にがんばります」

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カテゴリー: F1 / MotoGP