ミック・シューマッハ 「ハースF1にVF-22のシミュレーターはない」
ミック・シューマッハは、バルセロナでのプレシーズンテストでコースに出るまでハースF1の2022年F1マシン『VF-22』を味わうことはないと語る。

ハースF1は2月4日(金)に全チームに先駆けて2022年F1マシン『VF-22』を発表。昨年はどのチームよりも早くに新車の作業を開始したと考えられているが、チームにはVF-22を試すためのシミュレーターがない。したがって、ミック・シューマッハとニキータ・マゼピンにはプレシーズンテスト前にたとえバーチャルであってもVF-22を走らせる機会はない。

以前、ハースF1の2022年F1マシンのセットアップの方向性に自分の意見を述べられることを楽しんでいると語っていたミック・シューマッハは、例えVF-22を事前に体験しておくことができていないとしても、新シーズンに挑む準備はできていつと述べた。

「新しくなるし、楽しみにしている」とミック・シューマッハはAuto Motor und Sportに語った。

VF-22をドライブする機会があったかと質問されたミック・シューマッハは「現時点ではない」とコメント。

「今は独自のシミュレーターがない。でも、それは来年に変わるはずだ。バルセロナテストで初めてマシンを運転することになると思う」

2022年F1マシンの仕様は、フィールド全体のギャップを埋め、F1チーム間のより緊密なレースを可能にすることを目的として設計された。ミック・シューマッハは、シーズン序盤にその目的な現実になる可能性があると楽観的に捉えているが、それでも時間が経つにつれて、ビッグチームが残りのミッドフィールドを引き離していくと予想する。

「みんながもっと拮抗して、お互いに競争できることを願っている。たぶん、最初はそうなるだろう」とミック・シューマッハは語った。

「結局、通常のチームが再び引き離すだろう。どれくらいかが問題だ」

ハースF1は、2022年の抜本的なレギュレーション変更に焦点を早めるためにVF-22の開発を非常に早く開始し、昨シーズンはペースが足りないことを受け入れた。

ハースF1は、2022年序盤にライバルに飛びつくことを望んでいるが、ミック・シューマッハは周囲の人々と比較してどれだけ進歩したかについて確信はないと語る。

「大きな問題は、それが僕たちにどれだけもたらすかだ。でも、他のチームものろのろと働いているわけではない」とミック・シューマッハは語った。

「彼らは物事がどこに向かっているのかを知っている。なりゆきを見守らなければならない。少なくとも最初はマシンに小さなアドバンテージを与える何かがあることを期待している」

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カテゴリー: F1 / ミック・シューマッハ / ハースF1チーム