2024年F1マイアミGP スプリント予選:トップ10 F1ドライバーコメント
2024年F1第6戦マイアミGPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

スプリント予選は、SQ1とSQ2はミディアム、SQ3はソフトとタイヤが指定されているが、SQ3に進出した多くのドライバーがソフトでコースに出た際の感触の違いに戸惑うことになった。ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も自身のラップには満足していなかったと振り返る。

1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「フリー走行はとても好調でマシンを信頼したけど、正直なところ、スプリント予選でポールポジションを獲得できたことに驚いている。タイヤとマシンのバランスに確信が持てず、プッシュできなかった。このような路面では、少しアウト側に出ると差が開くので、ソフトタイヤでのファイナルランには選手全員が苦戦したと思う。この違和感がなんだったのか分析しなければならない要素がいくつかあるけど、明日にはすべて解消できるだろう。スプリントに向けてすばらしいスタートポジションを獲得できたので、これを最大限に活かせればと思う。タイヤが安定すれば、軌道に乗れるはずだ」

2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日の予選には満足している。タイヤの準備を改善するために過去数週間に費やした努力が報われたことがわかる。フリー走行ではタイム計測ラップが1周しか完了できなかったので、厳しい予選だった。予選はいきなり全開で行かなければならなかったけど、セッションの最初からクルマのフィーリングは良かった。明日のスプリントレースでは全力を尽くす。今のところレースペースについてはあまり分からないけど、いいレースをして優勝を狙って日曜日を迎えたい」

3番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「トリッキーなセッションでした。ソフトタイヤでワンショットを試みたけど、グリップの感触があちこちで変わるので、パフォーマンスを引き出すことに苦戦した。ソフトタイヤでの走行が1回だけしかできず、その後は運次第という状況でセッションに入るのはとてもチャレンジングだったけど、全員が同じ状況だったと思う。マクラーレンがトップだと思ったけど、彼らもソフトタイヤでうまくいかなかったようだ。明日までに調整してなんとか解決したいと思っている。目標はスプリントでできるだけポイントを獲得し、そこから決勝に臨むことだ。いい方に向かっていると思うので、一層パワフルなペースを出せたらと思う」

4番手:ダニエル・リカルド(RB)
「今日はとても調子がよかった。マシンに手応えを感じられたし、セカンドローに並ぶことができて最高の気分だ!直近の数戦でチームはマシンをアップデートしてくれた。第5戦中国GPではシャシーを変更し、マイアミではフロアを新しくした。物事が好転しているようで、今日のチームと僕自身の結果をとても誇らしく思う。1周目でミスがあり、少しプレッシャーを感じたけど、いい流れでSQ1からスタートできた。感触のいいラップもあり、SQ2からさらに調子がよくなった。ソフトタイヤではもっと速いタイムを予想していたので、4番手という結果には少し驚いている。ミディアムタイヤと比べると、ソフトタイヤはそれほど手応えがなかった。壁に2回接触してしまいったけど、そこからあらゆる教訓を得ようとしたことをチームには伝えた。結果はスプリントではっきりすると思うけど、なによりセカンドローからスタートできるのはすばらしいことだ。序盤の混乱に巻き込まれなければ、クリーンなレースになると思う。明日はポイントを獲得したい」

5番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「素晴らしい金曜日ではなかった。セッションごとにクルマのフィーリングが変わり、スプリント予選ではさらに苦戦した。ソフトタイヤでのラップはほぼ順調に進んでいたけど、ターン17で致命的なミスを犯し、5番手に落ちてしまった。明日は挽回を図り、グランプリの予選と日曜日の決勝に向けてマシンを仕上げていく」

6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「P6。すべてを考慮すると、それほど悪くはない。ソフトタイヤならもう少しスムーズに走れたかもしれないけど、それでもスプリントとしてはまずまずのスタート位置だ。数台のマシンが少しアウト・オブ・ポジションだと思うけど、マシンは速そうなので明日どんな走りができるか楽しみだ。完全なアップグレードパッケージがなくても一歩前進できたので、ここまで導いてくれたチームに感謝している」

7番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「いいスプリント予選だった。SQ3ではユーズドのソフトタイヤを選択して予選7番手につけることができ、明日に向けて良い準備が整った。スプリントでポイントを獲得することが目標だ」

8番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日のトラック上でのグリップはあまり良くなかったので、スプリント予選はかなりトリッキーなコンディションだった。でもそれはみんな同じで、2台とも今日の目標であったQ3進出を果たすことができた。トラック上での走行はあまりしていないので、明日のスプリントに向けては未知数だ。自分たちに何ができるかを考えて、楽しんでいきたいと思う」

9番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「マシンのフィーリングはセッションを通してとても良かった。SQ3では第1セクターでタイヤがオーバーヒートしてしまい、その後のラップに影響が出てしまったけど、チームはアップグレードをうまくやってくれたし、機能している。進歩には満足している。マシンのペースはとてもいいから、明日は何ができるか見てみよう」

10番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「今朝はマシンのフィーリングがまったく良くなかったけど、時には時間がかかることもある。午後に向けてなんとかセットアップを整えることができた。スプリントはプラクティスセッションが1回しかないのが厄介なんだけど、SQ1ではあまりクリーンではなかったのでちょっとラッキーだった。SQ2では、とてもクリーンでうまくいった。SQ3ではソフトのユーズドセットしか走らなかったので、明日と日曜日に向けてもっとあるけど、厳しい状況だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1マイアミGP / F1ドライバー