2023年 F1マイアミGP 予選:ドライバーコメント(11番手~20番手)
2023年 第5戦 F1マイアミGPの予選で11番手から20番手だったドライバーのコメント。

F1マイアミGPの予選では、マクラーレンの2台がQ1で敗退、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がQ2で敗退するなど、劇的な幕切れを迎えたトップ10のシュートアウトの前にも波乱の展開があった。角田裕毅(アルファタウリ)はQ1で敗退して17番手だった。

11番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「予選ではすべてを最大限に発揮できたと思うし、明日に向けてもいいポジションにいる。Q3まであと少しというところで動揺してしまうこともあるけど、それでもいい仕事だと思い直さなければならない。自分のラップには満足しているし、自分たちのクルマにとって正しいことをした。タイヤを良い状態に持っていくためには、クリーンなアウトラップが必要だ。そのため、土曜日は他のチームよりも少し良い結果を出すことができる。トラックの進化とともに、グリップが低いため、他のコースよりもアグレッシブで、5分もあればコースがもう0.1秒速くになる。それはQ3ということだ。レースでタイヤがどうなるかは未知数だけど、11番手からスタートして、明日につなげられればと思っている」

12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「マシンのフィーリングは良かったし、間違いなくトップ10に入るはずだったけど、残念ながら最後の走行はアウトラップでトラフィックに巻き込まれてかなり妥協した。2周目はニュータイヤで走れなかったし、Q2のタイムはユーズドタイヤでのものだった。クルマはもっともっとポテンシャルがあっただけに、悔しいし、とても残念だ。マシンはこの場所によくフィットしているので、少なくとも明日に向けては大きなプラスになるはずだ。ペースを上げてレースに臨むことができる」

13番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日はそれほど速くなかったので、苦戦を強いられた。かなり浮き沈みのあるセッションだった。マシンのフィーリングが生き生きしているような良い瞬間もあったし、大丈夫だろうと思っていたんだけどね。Q3に進出できなかったのは悔しい。希望は持っていたんだけど、最後のタイミングが悪かった。最終コーナーで多くのトラフィックに阻まれ、タイヤをウインドウに入れることができなかった。全体的には、マシンのバランスに苦労した。全力を尽くしたつもりだけど、今日はそれが実現できなかった。今は気を取り直して、また明日から頑張るつもりだ」

14番手:周冠宇(アルファロメオ)
「今日はチームにとって良い一日で、ポイント争いに復帰できる兆しが見えてきた。特にここ数戦と比べると、マシンのフィーリングはかなり良くなっているので、正しい方向に進んでいると思う。Q1はクリーンなセッションだったけど、Q2では集団の先頭を走っていて少し苦しかった。スリップストリームを逃してしまった。このようなタイトなフィールドでは、それだけで十分に逃すことになってしまった。マイアミはトリッキーなサーキットで、特にQ1では最終セクターのトラフィックに悩まされましたけど、それでも僕たちのパッケージがうまく機能していることを確認できたことは、明日に向けた大きなモチベーションになっている。ポイントを争うだけのペースがあることを分かっているので、全力を尽くすつもりだ」

15番手:ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
「もちろん、もっと良い結果が欲しかったけど、FP1とFP2を振り返ると、チームとしては満足できるし、パフォーマンスの向上も良かったと思う。出遅れたけど、徹夜での改良が初のQ2進出へ繋がった。僕たちにとっては素晴らしい功績だ。このサーキットでのロングランの経験が足りないし、オーバーテイクも難しいけど、決勝は長丁場なのでチャンスの可能性はあると思うし、それを逃さないようにしたい。グリップレベルは低く、ラインから外れたときは特にそうなので滑りやすいけど、明日はまた別の日ですし、勝負したい!」

16番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「僕たちにとって厳しい一日だった。望んでいたような結果ではなかったけど、ほぼベストの結果を出すことができた。小さなミスで順位をひとつ落としてしまったけど、競争力を発揮するためのペースがなかったのは事実だ。残念だけど、明日はもっと上を目指すために、できることをやっていくしかない」

17番手:角田裕毅(アルファタウリ)
「僕たちが望んでいた結果とは大きく異なります。序盤からペースが得られず、苦しみました。中団争いはここ数レースを通じて厳しいですが、明日はまた別の日なので、状況を見守りたいです。セットアップはかなり大きく変更しましたが、機能していない印象でした。集中して前進してきます。バランスは悪くなかったですが、グリップが悪かったですね。難しい状況に置かれていること、ベストな予選ではなかったことを受け入れる必要がありますが、今夜すべてのデータを見直して、明日のためのパフォーマンスを見つけたいと思います」

18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日の予選は思うようにいかなかった。Q1 を 1 セットのソフトだけで乗り切ろることに決めた。後から考えると、それは適切な判断ではなかった。他のチームは2セット目を装着して大きく改善していた。でも、こういうこともある。フェルナンドは1セットだけでQ2に進出したし、それは可能だった。ただポジティブな点に焦点を当てている。クルマのフィーリングはいいし、レースペースはいつも通りとても競争力がある。ポイントを獲得するのは明日だし、長いレースが待っている」

19番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「Q1敗退は残念だ。周りのみんなと非常に接戦だった。今日は厳しい戦いになることは分かっていたけど、それが証明された。明日もっと前に進むために何ができるかを考えてみる」

20番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「FP3から予選までかなり良いステップを踏んで、クルマは良い位置にあった。Q2に進出するために必要なコンマ数秒はあった。最初のプッシュでそれをする必要があったけど、2回目でそれをやったことで、そのラップのセクター2とセクター3に向かって、タイヤがグレイニングしているように感じた。細かいマージンで、非常にタイトな状況だった。このような状況をポジティブにとらえ、レースに向けてより良い状態を作っていきたい。明日に向けては、好機を逃さず、最大限に活用したい」

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カテゴリー: F1 / F1マイアミGP / F1ドライバー