ドリアーヌ・ピン メルセデスF1初の女性テスト走行を完遂「信じられない経験」

2025年のF1アカデミー王者でもあるピンは、2021年にコンストラクターズタイトルを獲得したW12で走行。シルバーストンのナショナルサーキットで76周をこなし、合計200kmを走破するなど、キャリアにおける大きな節目を迎えた。
メルセデスF1初の女性ドライバー誕生
メルセデスは、現行マシンW17のフィルミングデー走行を終えた後、Testing of Previous Car/旧型車テストの機会としてピンにステアリングを託した。
ピンはF1アカデミー王者として同チームと関係を築きながら、世界耐久選手権のプジョー、さらにヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2にも参戦しており、複数カテゴリーで経験を積んできた。
その実績を背景に、今回のテストでは名車W12をドライブ。76周、合計200km近い走行をこなし、F1マシンでの本格的な走行機会を得た。
ピン「信じられない経験だった」
「今日、初めてF1マシンをドライブできたのは信じられない経験でした」
「この機会を与えてもらえたこと、そしてこの素晴らしいチームに囲まれていることにとても感謝しています」
「本当に特別な機会でしたし、一日を最大限楽しみながら、自分にできる最高の仕事をしようとしました」
「女性ドライバーであることが自分を定義するわけではありませんが、自分たちが何をできるかを示せたのは良かったと思います」

ショブリンも高評価「最初から順応していた」
メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、ピンの走りを高く評価した。
「今日、W12でテストを完了したドリアーヌを迎えられて非常に良かった」
「これは非常にエキサイティングで有望なキャリアの中で、またひとつ大きなステップであり、同時にメルセデスF1マシンをドライブした初の女性ドライバーとなった」
「彼女の準備とプロフェッショナリズムはチーム全体に強い印象を与えたし、達成したことを誇りに思うべきだ」
「どのカテゴリーから来ても、F1マシンに乗るのは大きなステップだが、彼女は最初のラップから完全に順応しており、限界域でのドライビングも楽しめていた」
F1アカデミーからF1へ続くキャリアの転機
今回のテストは、F1アカデミーからF1本格参戦へと続く道筋を象徴するものとなった。
女性ドライバーとしての枠を超え、純粋な実力と実績によって機会をつかんだ点は、今後のキャリアにおいても重要な意味を持つ。
メルセデスとしても将来を見据えた人材育成の一環であり、ピンの今回の走行は単なる話題性にとどまらず、次のステップへの布石と位置付けられる。
カテゴリー: F1 / メルセデスF1
