メルセデスGP F1ハンガリーGP 決勝
メルセデスGPは、F1ハンガリーGPの決勝レースで、ミハエル・シューマッハが11位、ニコ・ロズベルグはリタイアだった。

ミハエル・シューマッハ (11位)
「今日は、復帰後もっともタフなレースの範疇に入るだろう。限界でドライブしていると、いつミスを犯しても不思議ではない状況だった。まるで氷の上を歩いているような状態だったよ」

「ルーベンスとのオーバーテイクの件だが、僕はかなり手前からイン側に進路を取る意思表示をしていたので、簡単にはギブアップできない。互いに接触することなくオーバーテイクできるよう、スペースも残していた。かなり激しい戦いだったが、我々は戦うためにここにいる。とはいうものの、FIAスチュワードが『行き過ぎ』と判断したのなら、それを受け入れるしかない。夏休みを有意義に過ごして、もっと強くなってスパを迎えたい」

ニコ・ロズベルグ (リタイア)
「厳しい週末だったうえに、終わり方も失望感が残るものだった。ダートが乗った側からのスタートだったので、いいスタートではなかった。その後はペトロフについて行くのに四苦八苦した。あの状況を考えると、大きく挽回するのは非常に難しかったと思う。クビサの前のポジションを維持するには、迅速なピットストップが不可欠だったが、右リアホイールにトラブルが発生してしまった。今季はまだリタイアがなかっただけに悔やまれるが、こういう経験から何かを学ぶことが大切だ。僕のマシンから外れたホイールが“ビッグナイジェ(ウィリアムズのトランスポータードライバー)”にヒットした、と聞いてかなり心配していたんだ。いや、彼のことじゃなく、ホイールを、ね! 冗談はともかく、ナイジェに大きな怪我がなくてホッとしている。スパではもっといい戦いをしたい」

ロス・ブラウン
「非常に失望感の大きい1日だったが、時としてこういう日もあると割り切って、ここから何かを学ぶしかない。ニコもミハエルも、ダートが乗った側のグリッドだったので、スタートで手こずったようだ。特にニコはポジションを失った。序盤にセーフティカーが導入された際は、ピットは大混雑になった。ウチのドライバーは、連続でピットに入ってきた。ニコのマシンの作業中、右リアホイールナットがしっかりと固定されないまま、彼を送り出してしまった。本件に関しては、徹底的な調査を実施して、FIAに報告書を提出する。外れたホイールが大きな二次災害につながらなかったことが幸いだったが、ホイールが当たったウィリアムズ・メカニックに大きな怪我がないことを祈りたい。ミハエルのストップは、それからわずか5秒後のことだったので、再発防止が確認できるまで彼を待たせることになった。そのせいで非常に重要な局面でタイムをロスさせてしまった。終盤、ミハエルとルーベンスはタフなバトルを演じた。これに関しては、スチュワードが『行き過ぎがあった』と判断している。我々は必ずしも同じ意見ではないが、ペナルティは受け入れる。タフな週末だったが、夏休み中に傷を癒して、終盤に向けてチーム力を向上させたい」

ノルベルト・ハウグ
「大変残念な結果になった。ニコとミハエルは、ピットストップ中のトラブルでポイントを獲得できなかった。ホイールが当たったメカニックは、メディカルセンターに収容されて検査を受けたが、すぐに解放されたのが幸いだった。本人およびウィリアムズに謝罪したい。今日はレースペースも良くなかったが、先に述べたトラブルがなかったら、ポイントは獲れていたはずだ。スタッフ全員がハードワークを続けてきたので、夏休みは嬉しい。スパではもっと上を目指したい」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1ハンガリーGP