メルセデスF1代表 ジョージ・ラッセルは「絶対的なトップ3ドライバーの1人」

オーストラリアでの開幕戦で表彰台の最後の一席を獲得したラッセルは、その1週間後の上海インターナショナルサーキットでも3位入賞を果たし、2位のマクラーレンのランド・ノリスから2秒以内の差でゴールした。
昨年、ルイス・ハミルトンがフェラーリに移籍した際の騒動、そしてその後、シルバーアローがハミルトンの後任として18歳のルーキー、キミ・アントネッリを起用したことを踏まえ、ヴォルフは中国でのレース後に、ラッセルの才能を多くの観客が忘れてしまったのではないかという質問を受けた。
「ええ、だから私は10点満点をつけることは決してない。常に上には上があるし、完璧なレースなどありえないからだ」とヴォルフは答えた。「しかし、今日のジョージの状況を考慮すると、10点満点だ。彼はマシンの性能を最大限に引き出し、タイヤを使い切り、戦略を駆使した。素晴らしい走りだった」

「あなたの言うとおり、ルイスがフェラーリに移籍するというこのスポーツ界最大の話題については、素晴らしいストーリーだ。そして、最年少ドライバーとして参戦するキミには素晴らしいポテンシャルがある」
「ジョージについてはあまり語られていないが、私はいつも、彼がトップドライバーの一人である以上、それは正しくないと言ってきた。もし私にトップ3を挙げるように言われるなら、彼はその3人のうちの一人だ。トップ2ではないとしてもね。そして、もしかしたらトップになるかもしれない」
ラッセルの最近のパフォーマンスレベルを踏まえ、ヴォルフは、将来、他のチームが27歳のドライバーと契約する可能性について懸念しているかどうかを問われた。
「ジョージはメルセデスのドライバーであり、我々は彼がチームにいることを愛している」とチーム代表は説明した。
「彼はメルセデスのジュニアドライバー出身であり、それは誇るべきことだ。そして、私の集中力はすべてそこに注がれている」
シルバーアローにとって幸先の良いスタートとなったが、チームランキングでは首位のマクラーレンに21ポイント差をつけられており、ノリスとオスカー・ピアストリがそれぞれ1勝を挙げている。

ジョージ・ラッセルは最近、マクラーレンにはすべてのレースで勝利できるマシンがあると示唆したが、この意見に同意するか尋ねられたヴォルフは次のように答えた。「
「少しは不安をかき立てて、何が飛び出すか見てみようじゃないか」とヴォルフはコメント。
「メルボルンでの結果を踏まえると、その意見は妥当だと思う。上海では)もう少し近づくことができた。そして、数回のレース週末を終えた後、自分たちがどの位置にいるのかを分析する必要がある。なぜなら、土曜日(ハミルトンがスプリントで勝利した後の土曜日)には、フェラーリの優位性が復活し、過去最高だと言っていたはずだ。しかし、日曜日のレース結果を見ると、圧倒的というよりは、期待外れだった」
「だから、文字通り毎日、浮かれと落ち込みの間を行ったり来たりしないようにする必要がある。しかし、数レースを終えた後は、ある意味でベースラインを見つけ、これが今の状況だと言うべきだ」
そして、ラッセルがマクラーレンに関するその発言でライバルたちのメンタリティを試していると感じているかどうかを問われると、ヴォルフは次のように付け加えた。「ジョージは、マシンの中でもで外も戦士だ。」
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