メルセデスF1代表 「レッドブルのコンセプトを風洞に入れたが不発だった」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、風洞でレッドブルのコンセプトを再現する実験を行ったが、パフォーマンスを発見できなかったと語った。

F1イギリスGPの予選ではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが引き続き圧倒的な強さを見せたが、マクラーレンは独自のアップグレードパッケージを導入して大きく前進した。

予選7番手のルイス・ハミルトンは、ドライバーのランド・ノリスがフロントロウを占めたマクラーレンについて、「これは僕たちにとっての警鐘だ」と語った。

「レッドブルと並べてみると、横から見ると非常によく似ているし、機能している」とハミルトンは語った。

このハミルトンの意見についてトト・ヴォルフは「外から見ただけでは、情報の半分でしかないが、マシンはレッドブルに似ていると思う」と語った。

「実のところ、正直に言うと、重要なのはストップウォッチだけなので、それは問題ではない」

「これはルイスが言いたかったことだと思う。なぜならこのデザインは良い方向性だと思われるからだ」

「でも、言うは易く行うは難しで、我々それぞれが風洞でレッドブルのようなボディワークを試したが、パフォーマンスは向上しなかった」

「別のチームがパフォーマンスで1秒を見つけたので、あらゆる手段を講じて、おそらくもう一度やり直す必要がある」

メルセデスは今季の開幕当初、先鋭的な「ゼロポッド」コンセプトを信頼していたが、今はそこから離れ、レッドブルが見出し、マクラーレンがそれを再現している方向に近づいている。

ヴォルフは、シルバーストンのスターティンググリッドで新たに見つかった順位は、現在のレギュレーションが機能している証拠だと主張した。

「まさにその通りで、我々は皆、時間の経過とともに小規模なチームが追いつき、競争の場を平等にすることを可能にするレギュレーションの策定に参加し、積極的に取り組んできたと思う」とヴォルフは語った。

「アレックス・アルボンのシングルラップを見れば、彼らのパフォーマンスはまさにそこにあるし、アストンもマクラーレンも戻ってきた。それは我々が望んでいたことだ」

「90秒ラップで上位8人のドライバーよりも0.4秒速いマックスを計算から外せば、他の誰もが0.2秒以内にいるので、それは大したことではない。

「2番手から9番手までは0.2秒だから、レギュレーションが機能していることがわかる。我々の話に戻ると、それは大変なことだが、我々はそれを知っていた」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1