メルセデスF1代表 「ハミルトンとロズベルグの関係崩壊は自分の責任」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンとの確執は“自分のせい”だったと振り返り、過去の経験により、2022年にジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンの関係は“はるかにうまく管理できる”と考えている。

すでにトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンのチームメイトとして加入する追加のプレッシャーにジョージ・ラッセルが対処できるように、2022年シーズンの初めからラッセルを“コンディショニングして調整する”ことが重要だと語っている。

もちろん、最優先事項の1つは、2人の英国人ドライバーが調和して機能し、新しいレギュレーションが開始されたときにメルセデスF1のトップに留まるようにすることだ。

その点でルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスに問題はなく、二人は非常にうまくやっていた。しかし、来年2月に24歳になるジョージ・ラッセルはフレッシュで若々しい熱意とハングリー精神をもたらすことになる。

トト・ヴォルフは、過去にルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの間の脆弱なダイナミクスを管理しなければなららなかった。最終的には二人の関係は完全に崩壊していた。

しかし、トト・ヴォルフはそれらの困難な時代から教訓を学ぶことができたと語る。

ニコ・ロズベルグが最後にF1ワールドチャンピオンとして引退する前の過去数年間を振り返り、トト・ヴォルフ「未知の世界に滑り込んだ当時よりも、我々はチームとしてはるかにうまく管理できると思う」とトト・ヴォルフは Motorsport-total.comに語った。

「ジョージとルイスの間のダイナミクスは完全に異なる。言うなれば、魔法使いと魔術師の見習いだ。彼らが両方ともその役割分担を分かっていると思う」

トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグとの間で物事が手に負えなくなったのは自分の責任だと認め、状況は「適切に管理されていなかった」と述べた。

「自分のせいにしなければならない。だが、私はその役割においてかなり無垢だった。今は違う。2人のドライバーの過去を知らなかったし、チームと一緒にそれらのことを避けるのに十分にしっかりと反応できなかった」

「しかし、ニコもジョージとはまったく異なる状況にある。ニコは彼のキャリアの真っ只中にあり、2016年はメルセデス在籍の6年目であり、ルイスよりも早くメルセデスに来ていた。そのため、ダイナミクスが違った」

「我々にはルイスというメルセデスに8年間在籍し、素晴らしいキャリアを持ち、まだ記録を更新している最中のドライバーがいる。その一方で、雨の中のソチやスパのような並外れたパフォーマンスを続けている若くて新進気鋭の才能がいる」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / ニコ・ロズベルグ / ルイス・ハミルトン