F1 メルセデス マックス・フェルスタッペン
メルセデスのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、過去3大会で2勝を挙げ、今週末のF1ハンガリーGPのレースにむけてポールポジションを獲得したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンをF1タイトル争いにおける“脅威”と見なさなければならないと語る。

2019年シーズンも残り10戦となったが、首位のルイス・ハミルトンと3位のマックス・フェルスタッペンとの差はまだ63ポイントある。だが、2位のバルテリ・ボッタスにはレース1勝で分の22ポイント差まで迫っている。

マックス・フェルスタッペンは、2019年ここまですべてのレースを5位以上でフィニッシュしており、前戦ドイツGPでのメルセデスの乱調もあるが、過去4戦での獲得ポイントはメルセデスの2人のドライバーを上回っている。

マックス・フェルスタッペンはタイトル争いの脅威かと質問されたトト・ヴォルフは「イエスだ。残り10戦で獲得できるポイントは260ポイントある。我々のアドバンテージはどれくらいか? 60ポイント程度だ」とコメント。

「2人のフェラーリどらいばーをタイトル争いにおけるライバルと見なす必要があるのと同じように、マックスは我々が真剣にタイトル候補だと見なす必要があることは純粋な算数からもわかるだろう。スロットルから足を離しているいる余裕などない」

マックス・フェルスタッペンに0.018秒差でポールポジションを奪われたバルテリ・ボッタスは、レッドブルとホンダF1の最近の急上昇はメルセデスにもっと懸命に仕事をすることを促すだけだと語る。

「もちろん、それは常にトラックと状況に依存する。でも、過去5戦の傾向を見れば、レッドブル・ホンダは最も改善を果たしているチームだと言える。ギャップを縮めているし、今日はポールポジションを獲得した」

「彼らが多くの正しいことをやっているのは確かであり、それは僕たちがチームとしてもっと懸命に仕事をしなければならないことを意味する。でも、フェラーリだって立ち止まっているわけではないと確信している」

バルテリ・ボッタスのコメントについて質問されたトト・ヴォルフもその意見に同調する。

「彼が言っていることはまさに正しい。我々は大成功を収めてきたが、我々がやらなければならないことはさらにプッシュすることだと感じている」とトト・ヴォルフはコメント。

「他は追いついてきている。レベルを維持して、ベンチマークを設定するよりもキャッチアップする方が簡単だ。これまでドライバーズ選手権やコンストラクターズ選手権を6連覇した者がいないのはそれが理由だ。簡単なことではない」

「我々全員がそれを把握していると思うが、前にとどまるためにはもっとハードに賢くプッシュしていく必要がある」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / マックス・フェルスタッペン