F1 メルセデス バルテリ・ボッタス ルイス・ハミルトン
メルセデスは、今週末のF1イタリアGP後に残りのレースでバルテリ・ボッタスをルイス・ハミルトンのサポート役に回らせるべきかどうかを議論していく。

ここまでメルセデスは二人のドライバーを平等に扱ってきたが、セバスチャン・ベッテルとフェラーリからのプレッシャーが高まっており、チームはそのスタンスを変更せざるを得なくなるかもしれない。

現在、バルテリ・ボッタスは、残り8レースで潜在的に200ポイントが残るなか、チームメイトのルイス・ハミルトンに87ポイント差をつけられてドライバーズ選手権4位に位置している。

一方、前戦ベルギーGPで完敗を喫したルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルに17ポイント差まで迫られており、今後メルセデスのマシンに適さないトラックが登場した場合にチームはチームオーダーを発令するかどうかを準備していると語る。

F1ベルギーGP後、バルテリ・ボッタスに“ナンバー2”のステータスを与える適切な時期になったのではないかと質問されたメルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは「私はそれはしたくない。私のレースの本能に完全に反している」とコメント。

「我々は両方のドライバーに対して中立であるよう非常に努力している。まだ、それ(チームオーダー)は行っていないし、議論もしていない」

「モンツァがどのような展開になり、どういう結果になるか見てみよう。その後、我々は1人のドライバーを推進役にする必要があるかどうかという問題に取り組んでいくつもりだ」

「我々には2人の男とF1に対して、レースに干渉しないという責任がある」

トト・ヴォルフは、メルセデスがフェラーリとのバトルにおいてマシンにいくつか劣っている部分があることを認め、ドライバーズ選手権におけるルイス・ハミルトンの現在の17ポイントというリードは、タイトル獲得にむけては不十分だと考えている。

「我々に十分なマージンがあるとは確信していない」とトト・ヴォルフはコメント。

「我々に適したトラック、もしくは我々により適しているはずのトラックはいくつかある」

「だが、シンガポールのような我々が間違いなくチャレンジャーとなるトラックもある。メキシコもそうかもしれない。それが事実だ」

「だが、まだ残り8レースあるし、獲得できるポイントはたくさんある。今はより効率よく進めることに備え、そして、いくつかの問題の答えを出す時期だ」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / バルテリ・ボッタス