F1 バーレーンGP 予選 ボッタス
メルセデスは、F1バーレーンGPの予選でバルテリ・ボッタスがF1で自身初となるポールポジションを獲得。チームメイトのルイス・ハミルトンも0.023秒差で2番手に続き、今季初となるフロントローを独占した。

バルテリ・ボッタス (ポールポジション)
「F1で初めとのポールポジションを獲得できてと非常に嬉しい。もうこのスポーツに来て5年目のシーズンだし、何レースもかかってしまった。でも、獲ることができたし、これがたくさんのポールポジション獲得の始まりになるといいね」

「いい気分だ。フィンランド人が最後にポール獲得してから10年近くたっているなんて知らなかった。僕はいつもフィンランドのためにドライブしているし、母国を代表できることを誇りに思っている。ここは全てを正しくやるのが簡単なコースではない。テクニカルだし、いくつかトリッキーなコーナーがある。でも、クルマにはどんどん慣れてきているし、ラップをうまくまとめることができた。ありがたいことにポールを手に入れることができた。このクルマを僕に与えてくれたチームに心からお礼を言いたい。僕たち2人がフロントローからのスタートするのは素晴らしいことだ。今週末は夕方のコンディションに集中して、実際にクルマから最最大限のラップタイムを引き出すことができた。少しの間だけこの喜びを楽しむけど、一番の焦点は明日のレースだ。まだ夢を見るには早い。レースで最大限を引き出すことが重要だ。チームとして明日の僕たちは本当に強いはずだ」

ルイス・ハミルトン (2番手)

「バルテリを心から祝福したい。彼はとても一生懸命に仕事をしているし、チームにもうまく溶け込んでいる。今日は彼の方が僕より速かったし、彼の方が良い仕事をしただけだ。彼の初ポールに敬意を示したい。僕のラップも感触は素晴らしかったけど、あと一歩届かなかった。第1セクターでタイムをかなり失ってしまった。通常は得意なセクターなので珍しいことだ。全体的には素晴らしいバトルだったし、予選はいつもこのような接戦であるべきだ。僕たちを限界まで追いやるようなね。自分の仕事には満足しているし、初のフロントロー独占はチームにとって素晴らしいことだ。フェラーリ勢に対して今日は少しマージンがあったけど、通常、レーストリムでは彼らの方がちょっと速いと思うので、明日はもっと近づいてくると思う。間違いなく接戦になるだろう。タイヤを労わるのが難しいので、1ストップか2ストップに関わらず、面白くなりそうだ。明日は素晴らしいバトルができることを期待している」

トト・ヴォルフ (メルセデス・ベンツ モータースポーツ責任者)

「ドライバー間で素晴らしい競争があり、非常に接戦となった予選セッションで最高の結果を得られた。バルテリの結果は本当に嬉し。先週末の中国はタフなレースだったが、予選パフォーマンスを徐々に上げていき、Q3の2回目の走行で最後の100分の数秒を削る最高の仕事をした。ルイスに関しては最後のアタックであまり改善できていない。それでも、今シーズン初の2台揃ってフロントローだ。ここではフェラーリとのギャップがわりと良さそうだが、彼らのドライバーたちはアンダーステアを訴えていたので、もしかするとレース用のセットアップに重点を置いているのかもしれない。それにレッドブルの存在もある。上位を戦うために必要なリソースをすべて持ったチームだし、彼らのことは常にレーダーにとらえておかなければならない。明日のレースはタイヤをいかに温存し、戦略面で適切な判断ができるかが重要だ。ベストな場所からのスタートなので、これを明日の表彰台フィニッシュにつなげられるように、集中して懸命に取り組んでいく必要がある」

ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)

「バルテリにとっては初のポールなので最高の気分だ。フロントロー独占にも満足している。今日の予選で3回の見事なラップを披露したバルテリにとっては素晴らしいご褒美だ。全員が本当に満足している。フェラーリとのギャップは最初の2レースよりも大きくなっているが、驚きというよりは、むしろほんのわずかながらできた小さなスペースに感謝している。全員がフルタンになるレースはまた違ってくるだろうし、その対策を立てておかなければならない。明日は風が強く、さらに涼しくなるようなので、天候の変化も見込んでいる。それでも、バーレーンがブレーキに厳しく、ドライバーに厳しい場所であることに変わりない。長く、ハードな戦いになるだろうが、トップで終われることを願っている。物凄い接戦になるだろう」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1バーレーンGP