メルセデス
メルセデスは、ソチ・オートドロームでタイヤを機能させることに失敗した場合、またパフォーマンスが落ち込むのではないかと警戒している。

今年、ほぼ全てのサーキットで圧倒的な強さを誇ってきたメルセデスだが、先月シンガポール市街地サーキットで行われたシンガポールGPでは弱さを露呈し、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグはタイヤを機能させることに苦戦していた。

今週末のロシアGPで使用されるタイヤコンパウンドは、シンガポールと同じくスーパーソフトとソフトの組み合わせとなっており、メルセデス非常勤会長のニキ・ラウダはスムーズな路面が再び同じ問題を引き起こすことを懸念している。

「日本GPでは全てがうまくいった。幸いにも我々はシンガポールのトラウマから抜け出すことができたし、調子を戻している」とニニ・ラウダは鈴鹿でのレースを振り返った。

「しかし、私の懸念はソチだ。シンガポールのようなタイプのアスファルトなので簡単ではない。懸命に取り組んで競争力を保つ必要があり、そこから良くなってくるだろう」

メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが1-2フィニッシュを果たした鈴鹿と同じレベルのパフォーマンスを当然のものとして考えることはできないと述べた。

「日本はチームにとって重要な週末だった。シンガポールを終えた我々は強さを巻き返す必要があり、その目標がコックピットやガレージといったすべての面で達成された」

「このような成功に満足している一方で、我々は自分たちの失敗を見失ってはいない。今シーズン、乗り越えるべき障壁はまだたくさんあり、全力でそこに取り組み続けなければならない」

「我々は昨年のポジティブな記憶とともにロシアへ戻る。メルセデス・ベンツ初のコンストラクターズタイトルを1-2フィニッシュで決めたのがここだ。同じパフォーマンスをソチで再現できれば素晴らしいし、間違いなくそれがターゲットだ」

「しかし、我々はそれが簡単だという幻想を抱いていはいない。仕事はまだ終わっていない」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1