メルセデス・ベンツ、新型Cクラスを発表
メルセデス・ベンツは、7年ぶりにフルモデルチェンジを行ったメルセデス・ベンツ「Cクラス」を日本市場に導入し、本日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ発売いする。(「C 250 スポーツ」のお客様への納車は2014年秋頃を予定)
Cクラスは、1982年に「190クラス」として登場以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントの指標とされ、世界で累計1,000万台以上販売したモデル。日本での販売においても2011年および2012年に2年連続でセグメントナンバー1を達成し数々の賞を受賞するなど、高い評価を受けてきた。
新型Cクラスは「アジリティ&インテリジェンス」のコンセプトに基づき、素材選びから設計、製造工程に至るまであらゆる部分にメルセデスが誇る最先端技術を投入することで、 大きな進化を遂げて生まれ変わった。
アジリティ
新型Cクラスは、ボディシェルのアルミニウム使用率を約50%と、量産車としては類を見ないレベルに高めながら、高張力鋼板などを適材適所に組み合わせた革新的な軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディを採用した。それにより、先代比(ホワイトボディ)約70kgの軽量化を実現している。この軽量高剛性ボディの採用により、重心高の低下によるスポーティかつ俊敏なハンドリング、NVH(騒音、振動、ハーシュネス)特
性の最適化に加え、動力性能をまったく犠牲にすることなく燃費を最大30%以上向上するなど、数多くのメリットをもたらしている。
このアルミニウムハイブリッドボディの製造工程において、メルセデス・ベンツは自動車メーカーとして世界で初めて、量産車に「ImpAcTインパクト(Impulse Accelerated Tacking)」接合方式を採用。これは、アルミニウムとスチールのコンポーネントを重ね合わせ、そこに高速でリベットを貫通させることで接合する技術。ドアやボンネット、ルーフなど外板パネルの大半にアルミを採用することで、徹底した軽量化を実現した。
メルセデス・ベンツはエアロダイナミクスの分野をリードしており、ほぼすべてのセグメントにおいて最高水準のCd値を達成。新型Cクラスも、ボディ細部にわたる徹底した空力最適化により、Cd値0.24というセグメント最高水準の空力特性を実現した。空気抵抗を抑えることで、燃費効率を高めるとともに、風切り音を減少させる。
新型Cクラスの「アジリティ」に大きく貢献するのが、新開発の4リンク式フロントサスペンション。4リンク式のメリットは、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることで理想的なサスペンションの動きを実現できることにある。キャンバー角の自由なセッティングが可能になることでコーナリング時のグリップが大幅に向上し、俊敏な走りを実現。リアは、Cクラス伝統のマルチリンクサスペンションを進化させた5本のリンクによる独立懸架式とし、卓越した直進安定性を実現している。
サスペンションには、次の3つのタイプを設定している。
AGILITY CONTROL サスペンション:
走行状況に応じてダンパー内のオイル流量を変化させ、減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムを採用。通常走行時には快適な乗り心地を提供し、ハードな走行時には最大限の減衰力を発揮する。
※C 180、C 180 アバンギャルド、C 200アバンギャルドに搭載
スポーツサスペンション:
AGILITY CONTROLサスペンションをベースに、スプリングとダンパーをハードなセッティングとし、よりダイナミックなドライビングを実現。さらにステアリングレシオをよりダイレクトな設定としている。
※C180 アバンギャルド AMGライン装着車に搭載
AIRMATICサスペンション
Cクラスとして初めて、またセグメントとしても初めて、エアサスペンションを設定。エアスプリングと連続可変ダンパーを電子制御することで、通常時から積載時まで変わることのない優れたロードノイズ特性、タイヤ振動特性を実現する。フロントアクスルのエアストラットとリアの独立したエアスプリングは、いずれもホイール支持機能を持たず、コーナリングフォースを受け止める必要もないことから、きわめて滑らかなストロークを実現しており、これまでラグジュアリークラスでしか得られなかった非常に快適な乗り心地を実現している。
※C 250 スポーツ、C 200 アバンギャルドAMGライン装着車に搭載
新型Cクラスのドライビングモードの選択は、センターコンソール下部の「AGILITY SELECT」スイッチにより行う。“Comfort“、“ECO“、“Sport“、“Sport+“の4つから選んだモードに応じて、アクセルレスポンス、トランスミッションのシフトポイント、ステアリング特性、サスペンション特性(AIRMATICアジリティパッケージ装着車)などの様々なパラメーターを変化させる。さらに、“Individual“モードでは、それらをドライバーの好みで自由に設定してオリジナルのモードがカスタマイズできる。
新型Cクラスには、新開発の1.6リッター/2.0リッター直列4気筒BlueDIRECTターボ エンジンを搭載している。2.0リッターエンジンは、メルセデスが世界で初めて実用化した、成層燃焼リーンバーン、ターボチャージャー、EGR(排ガス再循環装置)の組み合わせにより、ゆとりある動力性能と高い環境性能を生み出す。いずれのエンジンも燃費効率に優れ、燃費を最大30%以上向上するとともに、C 180とC 200の全てのモデルで エコカー減税100%免税を達成した。
インテリジェンス
すべての人に最高の安全性を提供することが、メルセデス・ベンツの目標です。その目標を達成するため、昨年発表した新型Sクラスに導入された最新鋭の技術の多くが新型Cクラスにも搭載されている。
「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムは、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させたもので、メルセデス・ベンツではこれを「インテリジェント ドライブ」と総称している。
「インテリジェントドライブ」の土台となっているのが、クルマの周囲360°をカバーする複合的なセンサーシステム。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉える。レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパー側面に内蔵された25GHzの短距離レーダー、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー 1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1個の合計6個が搭載されている。
これらのカメラとレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融合させ、安全運転支援システムに対応するデータを作成。このデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定する。これにより、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする、まさに「部分自動運転」を実現した。
「インテリジェントドライブ」に含まれる代表的な機能は、下記の通り。
ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付):
77GHzおよび25GHzの2種類のレーダーによって先行車を認識し、速度に応じた車間距離を維持。新型Cクラスでは、ステレオマルチパーパスカメラの搭載により、車線のカーブと先行車両を認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストする機能が追加された。
BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス):
77GHzおよび25GHzのレーダーとステレオマルチパーパスカメラで前方を広範囲にモニターし、先行車に加え、前方を横切るクルマや合流してくるクルマ、さらには歩行者などとの衝突の危険性を検知した場合にドライバーにディスプレイ表示と音で警告し、急ブレーキを促す。ドライバーがブレーキを踏んでも踏み込みが弱い場合はブレーキ圧を増幅することで急ブレーキの効果を高める。
PRE-SAFERブレーキ(歩行者検知機能付):
BASプラスの警告にドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告し、衝突回避をサポートします。同時に衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFER機能も作動します。それでもドライバーが反応しない場合、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動します。今回、先行車に加え歩行者も検知する機能が追加され、衝突予防安全性が大幅に向上した。
リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム):
リアバンパーのマルチモードレーダーが後方を監視し、車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、ドライバーに危険を知らせ、シートベルトテンショナーなどを起動させる。それでも後続車が十分に減速しない際には自動的にブレーキ圧を高めて自車をロックし、玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートする。
アクティブレーンキーピングアシスト:
ステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告するほか、ESPRの制御を利用して片輪に軽い補正ブレーキをかけることで車線内に戻そうとします。今回、大事故となりやすい対向車との衝突を防止する機能が新たに加わった。
アダプティブハイビームアシスト・プラス:
ステレオマルチパーパスカメラが対向車や先行車を検知すると、他の車両にハイビームが当たらないよう自動的に照射範囲を制御しながら常に最大の視界を確保する。また、道路標識などにハイビームが反射すると、自動的に減光し眩惑を防止する。
新型Cクラスは、感性に訴える、クラスを超えた上質なデザインと高級感を手に入れました。機能に裏打ちされた美しいデザインと、高級素材が生み出す快適性は、ドライバーの快適性が安全性につながるというメルセデスの思想を反映している。手触りの良い 最高級素材を厳選し、クラフトマンシップ溢れる仕上げと、新しいデザイン手法を採用 ている。
インフォテイメントシステムであるCOMANDシステムは、高精細でわかりやすいグラフィックとアニメーション表示により、多機能をシンプルに、直感的に操作することが可能な最新世代のシステムを採用し、ドライバーの運転を最大限サポートする。
新たに設定されたエアバランスパッケージは、エアコンディショナーに、空気清浄機能と心地よい芳香を拡散するパフュームアトマイザー機能を装備しました。香りは4種類から選択でき、ON/OFF切り替えや、香りの強さの調節が可能です。イオン放出によるウイルスなどの除去や、エアフィルター機能の強化も含まれている。
センターコンソール、ドア、足元の間接照明がラグジュアリーな雰囲気を醸成するアンビエントライトは、オレンジ、ブルー、ホワイトの3色から照明色が選べ、明るさの調整も可能です。夜間の室内空間を演出するとともに、対向車のライトによる眩惑を軽減する効果もあるため、安全性にも寄与する。
これらの装備により、ドライバーは五感で心地よさを感じ、快適なドライビングを実現。これはドライバーが運転に集中する環境を提供することによる安全性の向上にも寄与する。
新型Cクラスのラインアップおよびメーカー希望小売価格は以下の通り。
カテゴリー: F1 / メルセデスF1
Cクラスは、1982年に「190クラス」として登場以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントの指標とされ、世界で累計1,000万台以上販売したモデル。日本での販売においても2011年および2012年に2年連続でセグメントナンバー1を達成し数々の賞を受賞するなど、高い評価を受けてきた。
新型Cクラスは「アジリティ&インテリジェンス」のコンセプトに基づき、素材選びから設計、製造工程に至るまであらゆる部分にメルセデスが誇る最先端技術を投入することで、 大きな進化を遂げて生まれ変わった。
アジリティ
新型Cクラスは、ボディシェルのアルミニウム使用率を約50%と、量産車としては類を見ないレベルに高めながら、高張力鋼板などを適材適所に組み合わせた革新的な軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディを採用した。それにより、先代比(ホワイトボディ)約70kgの軽量化を実現している。この軽量高剛性ボディの採用により、重心高の低下によるスポーティかつ俊敏なハンドリング、NVH(騒音、振動、ハーシュネス)特
性の最適化に加え、動力性能をまったく犠牲にすることなく燃費を最大30%以上向上するなど、数多くのメリットをもたらしている。
このアルミニウムハイブリッドボディの製造工程において、メルセデス・ベンツは自動車メーカーとして世界で初めて、量産車に「ImpAcTインパクト(Impulse Accelerated Tacking)」接合方式を採用。これは、アルミニウムとスチールのコンポーネントを重ね合わせ、そこに高速でリベットを貫通させることで接合する技術。ドアやボンネット、ルーフなど外板パネルの大半にアルミを採用することで、徹底した軽量化を実現した。
メルセデス・ベンツはエアロダイナミクスの分野をリードしており、ほぼすべてのセグメントにおいて最高水準のCd値を達成。新型Cクラスも、ボディ細部にわたる徹底した空力最適化により、Cd値0.24というセグメント最高水準の空力特性を実現した。空気抵抗を抑えることで、燃費効率を高めるとともに、風切り音を減少させる。
新型Cクラスの「アジリティ」に大きく貢献するのが、新開発の4リンク式フロントサスペンション。4リンク式のメリットは、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることで理想的なサスペンションの動きを実現できることにある。キャンバー角の自由なセッティングが可能になることでコーナリング時のグリップが大幅に向上し、俊敏な走りを実現。リアは、Cクラス伝統のマルチリンクサスペンションを進化させた5本のリンクによる独立懸架式とし、卓越した直進安定性を実現している。
サスペンションには、次の3つのタイプを設定している。
AGILITY CONTROL サスペンション:
走行状況に応じてダンパー内のオイル流量を変化させ、減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムを採用。通常走行時には快適な乗り心地を提供し、ハードな走行時には最大限の減衰力を発揮する。
※C 180、C 180 アバンギャルド、C 200アバンギャルドに搭載
スポーツサスペンション:
AGILITY CONTROLサスペンションをベースに、スプリングとダンパーをハードなセッティングとし、よりダイナミックなドライビングを実現。さらにステアリングレシオをよりダイレクトな設定としている。
※C180 アバンギャルド AMGライン装着車に搭載
AIRMATICサスペンション
Cクラスとして初めて、またセグメントとしても初めて、エアサスペンションを設定。エアスプリングと連続可変ダンパーを電子制御することで、通常時から積載時まで変わることのない優れたロードノイズ特性、タイヤ振動特性を実現する。フロントアクスルのエアストラットとリアの独立したエアスプリングは、いずれもホイール支持機能を持たず、コーナリングフォースを受け止める必要もないことから、きわめて滑らかなストロークを実現しており、これまでラグジュアリークラスでしか得られなかった非常に快適な乗り心地を実現している。
※C 250 スポーツ、C 200 アバンギャルドAMGライン装着車に搭載
新型Cクラスのドライビングモードの選択は、センターコンソール下部の「AGILITY SELECT」スイッチにより行う。“Comfort“、“ECO“、“Sport“、“Sport+“の4つから選んだモードに応じて、アクセルレスポンス、トランスミッションのシフトポイント、ステアリング特性、サスペンション特性(AIRMATICアジリティパッケージ装着車)などの様々なパラメーターを変化させる。さらに、“Individual“モードでは、それらをドライバーの好みで自由に設定してオリジナルのモードがカスタマイズできる。
新型Cクラスには、新開発の1.6リッター/2.0リッター直列4気筒BlueDIRECTターボ エンジンを搭載している。2.0リッターエンジンは、メルセデスが世界で初めて実用化した、成層燃焼リーンバーン、ターボチャージャー、EGR(排ガス再循環装置)の組み合わせにより、ゆとりある動力性能と高い環境性能を生み出す。いずれのエンジンも燃費効率に優れ、燃費を最大30%以上向上するとともに、C 180とC 200の全てのモデルで エコカー減税100%免税を達成した。
インテリジェンス
すべての人に最高の安全性を提供することが、メルセデス・ベンツの目標です。その目標を達成するため、昨年発表した新型Sクラスに導入された最新鋭の技術の多くが新型Cクラスにも搭載されている。
「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムは、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させたもので、メルセデス・ベンツではこれを「インテリジェント ドライブ」と総称している。
「インテリジェントドライブ」の土台となっているのが、クルマの周囲360°をカバーする複合的なセンサーシステム。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉える。レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパー側面に内蔵された25GHzの短距離レーダー、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー 1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1個の合計6個が搭載されている。
これらのカメラとレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融合させ、安全運転支援システムに対応するデータを作成。このデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定する。これにより、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする、まさに「部分自動運転」を実現した。
「インテリジェントドライブ」に含まれる代表的な機能は、下記の通り。
ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付):
77GHzおよび25GHzの2種類のレーダーによって先行車を認識し、速度に応じた車間距離を維持。新型Cクラスでは、ステレオマルチパーパスカメラの搭載により、車線のカーブと先行車両を認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストする機能が追加された。
BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス):
77GHzおよび25GHzのレーダーとステレオマルチパーパスカメラで前方を広範囲にモニターし、先行車に加え、前方を横切るクルマや合流してくるクルマ、さらには歩行者などとの衝突の危険性を検知した場合にドライバーにディスプレイ表示と音で警告し、急ブレーキを促す。ドライバーがブレーキを踏んでも踏み込みが弱い場合はブレーキ圧を増幅することで急ブレーキの効果を高める。
PRE-SAFERブレーキ(歩行者検知機能付):
BASプラスの警告にドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告し、衝突回避をサポートします。同時に衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFER機能も作動します。それでもドライバーが反応しない場合、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動します。今回、先行車に加え歩行者も検知する機能が追加され、衝突予防安全性が大幅に向上した。
リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム):
リアバンパーのマルチモードレーダーが後方を監視し、車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、ドライバーに危険を知らせ、シートベルトテンショナーなどを起動させる。それでも後続車が十分に減速しない際には自動的にブレーキ圧を高めて自車をロックし、玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートする。
アクティブレーンキーピングアシスト:
ステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告するほか、ESPRの制御を利用して片輪に軽い補正ブレーキをかけることで車線内に戻そうとします。今回、大事故となりやすい対向車との衝突を防止する機能が新たに加わった。
アダプティブハイビームアシスト・プラス:
ステレオマルチパーパスカメラが対向車や先行車を検知すると、他の車両にハイビームが当たらないよう自動的に照射範囲を制御しながら常に最大の視界を確保する。また、道路標識などにハイビームが反射すると、自動的に減光し眩惑を防止する。
新型Cクラスは、感性に訴える、クラスを超えた上質なデザインと高級感を手に入れました。機能に裏打ちされた美しいデザインと、高級素材が生み出す快適性は、ドライバーの快適性が安全性につながるというメルセデスの思想を反映している。手触りの良い 最高級素材を厳選し、クラフトマンシップ溢れる仕上げと、新しいデザイン手法を採用 ている。
インフォテイメントシステムであるCOMANDシステムは、高精細でわかりやすいグラフィックとアニメーション表示により、多機能をシンプルに、直感的に操作することが可能な最新世代のシステムを採用し、ドライバーの運転を最大限サポートする。
新たに設定されたエアバランスパッケージは、エアコンディショナーに、空気清浄機能と心地よい芳香を拡散するパフュームアトマイザー機能を装備しました。香りは4種類から選択でき、ON/OFF切り替えや、香りの強さの調節が可能です。イオン放出によるウイルスなどの除去や、エアフィルター機能の強化も含まれている。
センターコンソール、ドア、足元の間接照明がラグジュアリーな雰囲気を醸成するアンビエントライトは、オレンジ、ブルー、ホワイトの3色から照明色が選べ、明るさの調整も可能です。夜間の室内空間を演出するとともに、対向車のライトによる眩惑を軽減する効果もあるため、安全性にも寄与する。
これらの装備により、ドライバーは五感で心地よさを感じ、快適なドライビングを実現。これはドライバーが運転に集中する環境を提供することによる安全性の向上にも寄与する。
新型Cクラスのラインアップおよびメーカー希望小売価格は以下の通り。
モデル | エンジン | ステアリング | メーカー希望小売価格 |
---|---|---|---|
C 180 | 1.6L直4 直噴ターボ | 右 | ¥4,190,000 |
C 180 アバンギャルド | 1.6L直4 直噴ターボ | 右 | ¥4,670,000 |
C 200 アバンギャルド | 2.0L直4 直噴ターボ | 右 | ¥5,240,000 |
C 250 スポーツ | 2.0L直4直噴ターボ | 右 | ¥6,440,000 |
カテゴリー: F1 / メルセデスF1