元マクラーレンF1代表のロン・デニス ナイトの称号を受勲
元マクラーレンのF1チーム代表であるロン・デニスが、イギリス国王チャールズ3世の新年の栄誉リストでナイトの称号を授与された。

2017年6月に失脚後にマクラーレンとF1を去ったデニスは、慈善活動への貢献によりナイト爵位を授与された。76歳のデニスは世界中の貧困削減を目指すドリームチェイシング・プロジェクトの創設者である。

デニスはまた、ポディウム・アナリティクスとトミーズというチャリティ団体の会長兼創設者でもあり、それぞれスポーツスターが怪我を減らすのを支援したり、妊娠中の合併症や子供の喪失に苦しむ人々をサポートしたりしている。

1980年代にマクラーレンの指揮を執ったデニスは、1984年、1985年、1988年、1989年、1990年、1991年、1998年にコンストラクターズタイトルを獲得し、1986年と2008年にはドライバーズタイトルも獲得している。

彼の指揮の下、ニキ・ラウダ、アラン・プロスト、アイルトン・セナ、ミカ・ハッキネン、そしてルイス・ハミルトンがワールドチャンピオンに輝いたが、2007年のスパイゲート事件を受けて2009年初めにデニスは退任し、2008年はハミルトンがタイトルを獲得した。

2014年に弟子のマーティン・ウィットマーシュを追放してマクラーレンに復帰したデニスは、2015年のホンダ復帰に尽力。しかし、故マンスール・オジェ氏ら株主との役員会での争いでデニスは2017年1月に契約満了を迎え、6月にはかつてチームを去っている。それ以来、彼は控えめな活動を続けている。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム