F1 マクラーレン
マクラーレンF1チームのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、もはやタイトルスポンサー獲得は追求しておらず、ビッグブランドとのパートナーシップを結び、マクラーレンとしてのブランディングを確立していくことに重点を置いていると語る。

過去3シーズン、マクラーレンはコース上での結果だけでなく、財政面でも大きく損失を出すことになった。2017年はコンストラクターズ選手権9位に沈んだことで、純損失は1000万ポンド(約15億2350万円)にのぼると報じられている。

この数週間、マクラーレンはニュース専門放送局のCNBC、そして、コンピュター業界の最大手企業のDELLテクロジーズとのパートナー契約を発表しているたが、財政上に大きな重要性をもたらすものではないとされている。

マクラーレンは、1970年代初頭のヤードレーを始め、マールボロ、ウェストとタイトルスポンサーを獲得してきたが、2013年にボーダフォンが撤退して以降、タイトルスポンサーなしでF1に参戦に参戦している。

しかし、ザク・ブラウンはマクラーレンはもはやタイトルスポンサー契約を求めていないとし、その根拠を改めて説明した。

「チームのネーミングに大きな価値はないと思っている」とザク・ブラウンは CityAM にコメント。

「ボーダフォンをクルマに掲載したいとは思うが、ボーダフォン・マクラーレンと呼ばれることは望んでいない。私はマクラーレン・ブランドを構築したいと思っている」

「当初、私がマクラーレンでの仕事を開始した際は“タイトルスポンサーを望んでいた」とザク・ブラウンは認める。

「だが、今はタイトルレベルの資金を費やせるマーケットはないと思っている。そのため、私はピリンシパルパートナー、プライマリーパートナー、コ・プライマリーパートナー、メジャースポンサー、アソシエイトスポンサーというビジネルモデルを作った」

「明日、誰かが私の元にやってきて『本当にタイトルパートナーになりたいんだ』と言われれば、話し合いたいとは思うが、我々はそれを追求しているわけではない」

「我々はビッグブランド、ビッグブランディングを追及している」

マクラーレンは、マクラーレンは、同社の将来を形成するビジネス諮問委員会を設置しており、そこには現在ウィリアムズのタイトルスポンサーを務めるバカルディ・マルティーニのメンバーも名を連ねている。

「スポンサーシップはその大きなピースであるのは確かだ」とザク・ブラウンは認める。

「彼らの役割は、私自身、そして成長中のマクラーレン・ビジネスの様々な分野のリーダーシップチームに助言、助力、支援をすることであり、スポンサーシップもそれらの重要な要素のひとつだ。それについては疑いはない」

「彼らは我々がプレゼンテーションをする際に彼らの名刺ホルダーや業界における戦略、サポートまであらゆる場面で助けになる」

「だが、スポンサーシップ面に関してはそれが全てだ。我々にはブランドの専門家もいる。マクラーレン・ブランドは非常に関連性があり、彼らが新たな市場にそれを投入する助けになるだろう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム