F1 マクラーレン ザク・ブラウン
F1記者は、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンが、F1メディアを政治的に操る可能性を危惧している。

Blick のベテランF1記者ロジャー・ブノアは、今週木曜日にF1チーム代表らが集まり、2021年のF1エンジンルールや収益分配について話し合う予定だと報告。その他にも、F1グリッドの配置の変更やHaloにデジタル表示の装着などが議論されるという。

以前、マクラーレンのザク・ブラウンは、F1チーム間で“火花”が散ることになると述べていたが、その火の粉は自らに降りかかってくることになるかもしれない。

ロジャー・ブノワは、FIAが“報道をより向上させる”ことを目指したメディアワーキンググループを設立した報道。それによるF1のメディアの方向性について危惧していると述べた。

「ザク・ブラウンと彼の億万長者のパートナーたちがあらゆる種類のスポーツサイトや代理店を買収したらどうなってしまうだろう?」

ザク・ブラウンが会長を務めるMOTORSPORT NETWORKは、近年、様々なモータースポーツ関連メディアを買収している。ザク・ブラウンは、マクラーレンのエグゼクティブディレクター就任が決定する前には、リバティメディアへ加入し、バーニー・エクレストンの後継者を務めるとも噂されていた。

ロジャー・ブノワは、そうなれば事実上のメディア独占となり、F1にとって“政治的に危険”であると付け加えた。

「FIAは無駄に傍観するのではなく、権限を持って発言すべきだ」

F1アメリカGPでインディ500スタイルのドライバー紹介など、リバティメディアが推し進める演出にはほとんどのF1関係者に不評だが、同じアメリカ企業を率いるザク・ブラウンはリバティメディアのメディア戦略を支持する発言を繰り返している。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム