マクラーレン ホンダF1 アブダビグランプリ F1
マクラーレン・ホンダは、チームとして最後のレースとなる2017年のF1世界選手権 最終戦アブダビグランプリを好成績で終えることを目指す。

F1アブダビGPを最後に3シーズンにわたるパートナーシップを終了し、2018年からマクラーレンはルノー、ホンダはトロ・ロッソとF1で別々の道を進むことになる。

3年間、信頼性とパフォーマンス不足に悩まされてきたマクラーレン・ホンダだが、その集大成として力強いレースで終えられることを期待している。

フェルナンド・アロンソ

「シーズン最後の戦いとなるが、アブダビはその舞台にふさわしい、素晴らしいサーキットだ。最終戦らしい独特の雰囲気があり、シーズンを懸命に戦ってきたチームメンバーが、ウインターブレイクを前に、最終戦でいいパフォーマンスを見せようと意気込む。ポジティブな結果で一年を終えようと全力を尽くすので、それが素晴らしいレースを作り上げるのだと思う。ヤス・マリーナ・サーキットは、ブラジルよりも苦戦を強いられるかもしれない。インテルラゴスでの結果は予想以上だったが、アブダビは厳しくなるのではと予想している。もちろん、チーム全員が上位で最終戦を終えたいと願っており、MCL32のパフォーマンスを引き出すために懸命に取り組んでいる。このコースはオーバーテイクが難しいので、予選が重要になる。したがって、レースウイークのなるべく早い段階で正しいセットアップを見つけることが大切だ。夕暮れ時から夜にかけてのレースでシーズンを終えるのは本当に素晴らしい気分だ。変化していくコンディションに合わせていくのも面白いし、今年型のマシンでこのサーキットを走るのは、とても楽しいものになると思う。レースを楽しみにしているし、チーム全員の一年間の努力に報いるため、力強い結果で終えられればと思う」

ストフェル・バンドーン

「ここ数戦は初めて走るコースばかりだったので、よく知っているサーキットでシーズンを終えられるのは僕にとってはいいことだ。ヤス・マリーナ・サーキットでは、テストでの走行やGP2で2勝を挙げるなど多く経験していて、素晴らしい思い出になっている。コースのレイアウト上、オーバーテイクはかなり難しいが、F1マシンでこの難しいテクニカルサーキットを攻められるのを楽しみにしている。GP2のレース時間が異なっていたので、太陽が沈んでいく中でのレースというのは、アブダビで経験していないが、素晴らしい光景になるだろう。このサーキットが好きだし、特別な雰囲気を持つグランプリだ。オフを迎えるとともに来季へのスタートでもあり、シーズン最後という節目だという気持ちと週末の成果への期待が入り交じった、不思議な気分になる。今年はいいことも悪いこともたくさんあった。僕にとっては、厳しい序盤だったが、シーズンが進むにつれてチームとともに懸命に取り組んだ成果が見えてきた一年だった。以前よりもマシンをうまく操れるようになってきたし、後半戦での成長度合いは満足できるものだと思う。難しいシーズンだったが、多くを学んだことで得るものはたくさんあったし、来季どうなるかが楽しみだ。まずは、少しでも上位でシーズンを終えられるよう、今週末も全力でプッシュしていく」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

「2017年の締めくくりとなるアブダビGPへ向かっている。チャンピオンシップで上位につけるような結果は伴わなかったが、今季我々がチームとして成し遂げてきた戦いを誇りに思う。それぞれのメンバーが、レースごとにパッケージを進化させるために絶え間なく努力してきた。今週末も例外ではなく、シーズン閉幕まだべてのセッションで全力を尽くす。これまで、コース上でパッケージを評価し改善する機会をすべて活用し、多くのことを学んできたので、今週末も同様に重要な時間だ。2017年と18年のレギュレーションは変更点が少ないので、これまで収集した多くのデータが、シーズンオフの開発に役立つし、来季のパッケージを作っていく上で必要となる意思決定の判断材料になる。チームを代表して、マクラーレン・ホンダに関わる全員が、希望と敬意を持ち、一丸となってアブダビへ乗り込むということを述べておく。この3年間、一人ひとりが信じられないほどのハードワークを見せてくれたし、いい時も悪い時も常に絶やさなかったコミットメントを、最後まで継続していく。チーム全員が目指すところは一つ、懸命に取り組んでいいかたちでシーズンを終わるということだ」

長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

「いよいよ2017年シーズン最終戦、アブダビGPを迎えることになりました。このレースは、シーズン最後のレースというだけでなく、2015年から始まったマクラーレン・ホンダとしての最後のレースにもなりますが、これまでと同じく、一人ひとりが目の前の仕事に焦点を当て、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出すことに集中したいと思います。この特別なレースをチームとしていいかたちで終わりたいというのは、全員が共通して持つ想いですし、そのために全力を尽くします。今回レースが行われるヤス・マリーナ・サーキットは、90度コーナーが連続するストリートサーキットのような低速セクターが特徴のトラックです。エンジニアがセッティングに頭を悩ませるサーキットの一つですが、パワーユニットとしてはパワー、エネルギーマネージメントと燃費のバランスに配慮しながら、レースに向けた準備を進めていきます。今シーズン、このチームのために力を注いでくれたチームのスタッフ全員に大変感謝しています。彼らのためにも、そしていつも熱い声援を送ってくれるファンのためにも、アブダビでは皆さんの記憶に残るような、マクラーレン・ホンダの名に恥じないレースをお見せできればと思っています」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1アブダビGP