マクラーレン ホンダF1 シンガポールグランプリ
マクラーレン・ホンダは、F1シンガポールGPの予選で フェルナンド・アロンソが8番手、ストフェル・バンドーンが9番手だった。

16日(土)に行われた予選において、マクラーレン・ホンダの両ドライバーは高い競争力を備えたマシンを武器に、Q1とQ2では余裕を持ってトップ10入りを果たした。しかしながら、Q3では速いライバルチームがさらにスピードを上げてきたため、僅差で負ける結果となった。

それでもマクラーレン・ホンダは、明日ワールドチャンピオンシップポイントを獲得することを期待している。

フェルナンド・アロンソ (8番手)

「予選で両マシンをQ3に進出させるという最初の目標は達成したので、仕事の50%は完了した。2つ目の目標は明日の決勝で両マシンが入賞することだが、僕たちのスターティンググリッドを考えると、それは可能だと思う。ここでのレースペースは、いつも少し不明なところがあり、なかなか読めない。昨日のロングランは十分な距離ではなく、このコースではオーバーテイクが困難なので、ポジションは1周目が終わった時点でおおむね決まってしまうだろう。だから、好スタートを切り、1コーナーでアクシデントに巻き込まれないように集中する必要がある。それ以降は集中力を維持し、ミスをしないようにする。非常に厳しいレースになるが、ポイントを獲得できればと思う。レースペースに関しては、上位6台のマシンは手が届かないほどの位置にいる。従って、僕たちは自分たちのポジションを死守し、可能であれば7位に浮上することを目標にする。明日、自分たちの仕事を成し遂げられるよう願っている」

ストフェル・バンドーン (9番手)

「今回は両マシンのQ3進出を期待しながら、週末を迎えた。そして、今日それを達成できた。Q1とQ2では、両セッションを通して常にスピードがあった。ただQ3では、ライバルチームと比べて、タイムを伸ばすことができなかったように思う。それでも、今日はチームのメンバー全員がスムーズかつ、着実な仕事をしてくれた。今日はいいスタートを切れたが、本当に大事なのは明日だ。レース中に、セーフティカーの導入を何度か期待する場面がでてくるかもしれないが、今回はいい気分で週末を終えられるのではないかと思っている」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

「ここは我々のマシンの強みに合うコースだと分かっていたので、両ドライバーが上位で限界に挑む姿をみて、うれしく思った。今日の予選で2台揃ってトップ10入りしたことで、常に難しく、厳しい、そして予測不可能なレースを迎えるにあたって、いい位置につけることができた。明日の決勝で、価値あるワールドチャンピオンシップポイントをさらに獲得できればと思う。フェルナンドもストフェルも、週末を通してすばらしい走りをしてくれている。両ドライバーがこの困難で妥協を許さない市街地サーキットに挑む姿をみるのは、うれしいことだ。それと同様に、蒸し暑いピットガレージ、ホスピタリティエリア、またはファクトリーといった場所にかかわらず、チーム全体がこの忙しいシンガポールGP週末を通して、非常に高いレベルで仕事をしてくれている。これらが一つにまとまったとき、我々はレーシングチームという一つのユニットとして活動していると強調するに値する。競争力があるマシンがあれば、自分たちにもいい仕事ができることを証明するチャンスだと思っている」

長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

「昨日に続き蒸し暑いコンディションのなか、2人のドライバーはFP3からいいパフォーマンスをみせていました。予選もその勢いを維持し、2台ともQ3に進出を果たし、いいかたちで予選を終えてくれました。我々の得意とするテクニカルサーキットですので、ここで競争力があることは分かっていましたが、2人のドライバーともに確実にトップ10のポジションを獲得してくれたことは、うれしく思います。ただ、一方で、事前に想定していたよりも上位陣と差が開いてしまったと言う悔しさもあります。ここはオーバーテイクが難しいサーキットですので、今日の予選結果は明日の決勝に向けて大きな意味を持ってきます。レースペースも悪くないと考えているので、明日はしっかりとスタートを決め、ポイント獲得はもちろんのこと、できる限り上位でフィニッシュできるよう、チームが一丸となって戦います」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1シンガポールGP