マクラーレン・ホンダ:F1カナダGP 予選レポート
マクラーレン・ホンダは、F1カナダGPの予選で、フェルナンド・アロンソが12番手、ストフェル・バンドーンが16番手だった。
モントリオールで暖かい晴れた朝に行われたFP3は、フェルナンド・アロンソおよびストフェル・バンドーンの両ドライバーにとって、トラブルのないセッションとなった。予定通りに走行プランを消化し、予選に向けて必要な最終確認およびセットアップの微調整を行った。
ストフェル・バンドーンは22周を走行し、16番手のタイムをマーク。一方のフェルナンド・アロンソは18周を走行し、ピットストップのシミュレーションを行う前に、12番手でセッションを終了した。
予選開始までに、コースの路面温度はさらに6℃上昇した。両ドライバーともQ1をスムーズに開始したものの、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)がコースオフしたために、セッション終盤で走行していた最終ラップの際にイエローフラッグが出された。そのためバンドーンは最後のアタックラップを中止せざるを得ず、約0.1秒の僅差でQ2進出を逃した。明日のレースに向けて、予選16番手となった。
一方、フェルナンド・アロンソはQ1での最終走行をバンドーンよりも先に実施することを選択した。そのため、バンドーンと同様に最終ラップを中止せざるを得なくなった際には、既に余裕を持ってQ2に進出。同セッションを10番手で終了した。Q2では、それぞれ2周ずつ2回走行し、幸いどちらのラップでもトラフィックに引っかかることはなかった。フェルナンド・アロンソは明日のレースを12番グリッドからスタートする。
関連:F1カナダGP 予選:ルイス・ハミルトンがセナに並ぶ65回目のポール
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1カナダGP
モントリオールで暖かい晴れた朝に行われたFP3は、フェルナンド・アロンソおよびストフェル・バンドーンの両ドライバーにとって、トラブルのないセッションとなった。予定通りに走行プランを消化し、予選に向けて必要な最終確認およびセットアップの微調整を行った。
ストフェル・バンドーンは22周を走行し、16番手のタイムをマーク。一方のフェルナンド・アロンソは18周を走行し、ピットストップのシミュレーションを行う前に、12番手でセッションを終了した。
予選開始までに、コースの路面温度はさらに6℃上昇した。両ドライバーともQ1をスムーズに開始したものの、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)がコースオフしたために、セッション終盤で走行していた最終ラップの際にイエローフラッグが出された。そのためバンドーンは最後のアタックラップを中止せざるを得ず、約0.1秒の僅差でQ2進出を逃した。明日のレースに向けて、予選16番手となった。
一方、フェルナンド・アロンソはQ1での最終走行をバンドーンよりも先に実施することを選択した。そのため、バンドーンと同様に最終ラップを中止せざるを得なくなった際には、既に余裕を持ってQ2に進出。同セッションを10番手で終了した。Q2では、それぞれ2周ずつ2回走行し、幸いどちらのラップでもトラフィックに引っかかることはなかった。フェルナンド・アロンソは明日のレースを12番グリッドからスタートする。
フェルナンド・アロンソ (12番手)
「今日の予選の結果は、現時点の自分たちにとっては最大限の結果だったと思う。僕たちのパフォーマンスには満足している。パワー不足である状況を考慮すると、思っていたよりもスピードがあったように感じる。12番手なので、決勝をスタートするにあたって理想的なポジションとは言えないが、ポールポジションのラップタイムからすると僕たちにも比較的競争力があると思っている。もちろん、さらに上のポジションであるに越したことはないものの、今日はトラブルのない一日でマシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができたと思う。今のところ、マシンに対してはすばらしい手応えを感じている。今日はコース上を走行して楽しかったし、グリップも非常に高い。タイヤは温めにくいものの、非常に一貫性があり、走行中は常にプッシュすることができる。なので、明日は興味深いレースになるだろう。明日のレースで大事なのは、いつも通り、パフォーマンスと信頼性だ。燃料を多少セーブしながら、エンジンの冷却にも注意する必要があるので、容易ではない。ただ明日の最優先事項は、レースを完走することだ。そして、入賞できるなら、それはすばらしい結果だ」ストフェル・バンドーン (16番手)
「イエローフラッグが出されて、Q1の最終ラップを中止しなければならなかったことは残念だ。Q2に進出するポテンシャルはあったと思う。最初のタイム計測ラップではタイヤの切り替えに少し苦戦したが、2回目のラップではタイムを更新できたのではないかと思っている。イエローフラッグが出なければ、Q2進出は十分に可能だったと思う。ただ、こういうことはときに起こるものであり、不運だったと思っている。全体的にタイヤの温度を上げて、いいタイムを出せる状態にまでもっていくことが難しいと感じた。ただ実際のパフォーマンスは、それほど悪くはない。タイヤを機能させるためには少し時間がかかるけど、それさえできればパフォーマンスを発揮することができる。明日は全力を尽くす。このコースは長いストレートがあるので、僕たちにとって最適なサーキットではないことは分かっている。また、ストレートでのスピードを上げるために、セットアップの面で少し妥協もしている。明日は長いレースになるけど、いい内容で、両マシンが完走できることを願っているし、そこで何位に入れるか、楽しみにしている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「今日はここジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで、フェルナンドがいつもの見事なパフォーマンスを披露してくれた。マシンが持つスピードを0.01秒単位まで引き出し、その結果、予選12番手という勇気付けられる結果を出した。当然のことながら、12番手というのは、フェルナンドにとっても我々にとっても、大喜びするような結果ではない。ただ、午後の予選で彼がマシンの実力を最大限に出しきったことは事実だ。フェルナンドはタイム計測中にトラフィックに引っかからずに走ることが出来たが、逆にストフェルには不運があった。ストフェルもフェルナンドも、最適なラップを走行するには、タイヤを十分に温めるために2周走行する必要があると認識していたが、ストフェルは、パスカル・ウェーレインのアクシデントによって、Q1で2回目のアタックラップを始めた際にイエローフラッグが出される結果となった。それを考えると、1度のアタックのみで16番手という結果は、彼の努力の結果だと思っている。明日フェルナンドは入賞を目指して懸命にレースをする。我々のマシンに信頼性があり、前方のマシンが数台リタイヤし、運を少し味方につけることができれば、ストフェルもフェルナンドと同様のレースができるかもしれない」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「今週末はトラブルがありながらも、ある程度の速さをみせられていたため、予選では3戦連続のQ3進出を狙っていました。結果としてはわずかに届かず、悔しく思っています。昨日のトラブルによる遅れを取り戻すべく、午前のFP3ではチーム一丸となりプログラムを消化し、セットアップを煮詰めていきました。予選ではフェルナンドはいつも通りマシンから最大限の速さを引き出してくれましたが、わずかな差でQ3進出を逃す結果になりました。また、今日はストフェルにも十分チャンスはあると思っていましたが、イエローフラッグによりQ1の最終アタックを中止せざるを得なかったことは不運ですし、残念だったと思います。明日は長く厳しい戦いになることを予想していますが、ポイントを獲得できるだけの速さは十分にあると思っています。明日の決勝ではニュータイヤを装着してのスタートになりますし、カナダではあらゆることが起こりうると思います。いいスタートを決めてポイント獲得を目指します」関連:F1カナダGP 予選:ルイス・ハミルトンがセナに並ぶ65回目のポール
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1カナダGP