ニック・デ・フリース
マクラーレンの育成ドライバーであるニック・デ・フリースは、過去の育成ドライバーにならってステップアップできることを期待している。

先週末のモンツァで、マクラーレンは、2017年のドライバーラインアップを発表。今シーズン、リザーブドライバーを務めているストフェル・バンドーンが昇格し、フェルナンド・アロンソとコンビを組むことになった。

今年、GP3に参戦するオランダ人ドライバーのニック・デ・フリースは「ストフェルが彼にふさわしいチャンスを得られるのはとても良いことだ」と formule1.nl にコメント。

「それによっていくつかのポジションに空きも出てくるだろうし、もちろんそれはいいことだ」

「マクラーレンにはケビン・マグヌッセンがいたし、今ではストフェルにチャンスが与えられている」

ニック・デ・フリースが、ストフェル・バンドーンが今年務めているマクラーレンのリザーブドライバーというポジション獲得を視野に入れているのは確かだ。

「僕も期待しているけれど、一方では、F1に近いところにいるけど、まだそれはかなり遠くにあるのも事実だ」

「自分の実力を何度も何度も証明し続けなければならない。そうしないと行き詰まってしまうからね」

ニック・デ・フリースは、ルイス・ハミルトンの父であるアンソニー・ハミルトンがマネジメントを担当しており、今季はARTからGP3に参戦。残り4戦でランキング4番手につけている。2017年はGP2に昇格すると言われている。

しかし、ニック・デ・フリースは、今後いろんなことが順調に進むかどうかはわからないと語る。

「このスポーツには何の保証もない。どうなるかはわからない。待つしかない」

「外の世界から見れば、この世界ではかなり計画通りに物事が進められているように見えるかもしれないけれど、実際にはそうではない」

「マクラーレンを例に挙げれば、2000人の従業員がいて、クルマは平均よりちょっと下の力しか持っていない。そうなればニック・デ・フリースが彼らの優先順位リストの上のほうに来ることなどない。つまり、僕たちはそういうことを受け入れるしかないということだ」

関連:マクラーレン、14歳のニック・デ・フリースを支援 - 2010年1月22日

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム