マクラーレン・ホンダ F1バーレーンGP 予選 結果
マクラーレン・ホンダは、F1バーレーンGPの予選で、ストフェル・バンドーンが12番手、ジェンソン・バトンが14番手だった。

ストフェル・バンドーン (12番手)
「今日の結果には、かなり満足している。なにが起こるのか分からない状況だったけど、昨日以降、マシンに乗りながらかなり自信に満ちた気がしていたし、今日はマシンをいかに微調整するかがポイントだった。」

予選前に行われたフリー走行も、なかなかよかった。ラップタイムはもう少し改善できることが分かっていた。僕たちは今日の予選では、程度の差はあるものの、あらゆることを最大限に活かしたと思う。Q1はギリギリのところで敗退を逃れたけど、Q2ではミスをすることもなく、クリーンなラップを走行した。僕たちより速い他チームのマシンとのタイム差はわずかだったし、もし僕たちのラップタイムが0.1〜0.2秒速ければ、Q3に進出できていたかもしれない。ポールポジションでない限り、常に改善の余地はあるものだけど、今日の予選結果には全体的にとても満足している。 昨日と今朝の内容から、ジェンソンとほぼ同等のペースで走行できていることは分かっていたし、自分のラップタイムが少し向上すれば、ジェンソンに戦いを挑むことができるかもしれないと思っていた。ジェンソンはワールドチャンピオンであり、言うまでもなく、すばらしいドライバーだ。なので、今週末、ジェンソンは僕にとって本当にいいベンチマークだし、彼のことはとても尊敬している。 僕は以前、GP2シリーズを戦った時に、このバーレーンで優勝したことがあり、ここは好きなサーキットだ。また、サーキットについてもよく知っている。グランプリデビューを飾るサーキットを事前に知っていることは、確実に役立った。マシンについては、今週末ここに来るまで知らなかったけどサーキットを知っていることは手助けになった。 まずまずの仕事を成し遂げたことについてはうれしく思っているけど、これからは明日の決勝でいいレースを繰り広げることに焦点を当てていく。明日、自分が初のグランプリに参戦することはまだ十分に理解できていない。これまでは予選だけに集中してきたけど、予選が終わって少し時間ができたので、今から頭を整理してレースに備え、決勝でいい仕事ができるようベストを尽くす。 明日までに分析すべきことはたくさんあるし、戦略についても一通り検討する必要があるけど、まずまずの仕事ができるはずだという自信はある。僕たちのレースがどうなるのかは、今の時点ではなんとも言えないし、予測したいとも思っていない。明日どうなるのかみてみよう」

ジェンソン・バトン (14番手)
「マシンは週末を通して本当にいい状態だ。今日はマシンがアンダーステア気味になっていたので、Q2の走行前にフロントウイングの角度を少し上げたところ、今度は逆に非常にオーバーステアとなってしまった。 オーバーステアの状態はあまり好きではないので、自分のQ2のラップタイムにはそれほど満足していない。今日、ストフェルはいい仕事をしたけど、僕はそれほどいい仕事をすることができなかった。ストフェルは競争力が非常に高く、速さもあり、以前ここでGP2を制した経験がある。このようなサーキットで彼がどれだけうまく走れるのかを本人が証明したと思う。特にタイムアタックで、ストフェルがどれだけ速く走れるかは僕たちも分かっていた。ここ2年間、ストフェルはチームの一員として大きな役目を担ってきたし、今日は彼が本当にいい仕事をした。 マシンに速さがあることは分かっているので、明日は少し状況がよくなるよう願っている。レースでなにが起こるかは誰にも分からない。今回は3種類のタイヤを使用するという難しいレースになるけど、自分たちがすべきことはある程度理解している。ただ、実際にレースが開始するまで、どうなるかは分からない。今回は非常にたくさんのオプションがあるけど、前回のレースでは僕たちの作戦はうまく機能しなかった。従って、ここではそのようなことがなく、日曜日にもっと力強いパフォーマンスを披露できるよう願っている。 フルパッケージのポテンシャルがもっとあることは確かだ」

エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)
「12番手および14番手というグリッドポジションに満足することは決してありませんが、初のグランプリとなったストフェルの予選のパフォーマンスには、目を見張るものがありました。 ストフェルにスピードがあることは既に分かっていました。彼がルノー3.5で参戦したワールドシリーズ、GP2、それからMcLarenチームのためにテストで走行した際にも、これまでに幾度となくその速さをみせてくれています。ただ、この2日間を振り返って特に称賛に値するのは、現代の最新のF1マシンを最大限に活用するため、彼が熱心に複雑な手順を慣れようとしていることです。ストフェルがミスをすることはなかったですし、彼には脱帽です! また、チームに対しても“よくやった”と褒めてやりたいと思います。今週末のストフェルのグランプリデビューに向けて各種準備を行い、直前にレース出場の指示を受けたばかりのストフェルが、ここバーレーンでフェルナンドのマシンにすぐに乗り込めるよう全力を尽くしてくれました。 一方、ジェンソンはいつも通り非常にプロ意識の高い仕事をしてくれました。Q2でのマシンのセットアップを適正化していれば、さらに速いラップタイムを刻むことができていたかもしれません。Q1ではマシンがアンダーステア気味だったため、Q2ではそれを解消すべくフロントウイングの角度を少し上げました。ただ、実際には調整し過ぎて、今度はオーバーステアとなってしまいました。 ただ、両ドライバーとも、明日の夜にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるレースでライバルチームに戦いを挑める良い位置につけています。明日は可能な限りポイントを獲得し、パドックのホスピタリティエリアで決勝を熱心に観戦する、我がチームのバーレーン人株主の皆さんのためにも、良い走りができるようにします」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1バーレーンGP